シンペンバベルノトショカンダイイッカン
新編バベルの図書館 第1巻
発売日 2012/08/24
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05527-9
ページ数 560 頁 Cコード 0397
定価 6,380円 (本体価格5,800円)
バベルの図書館シリーズ、アメリカ編。ホーソーン、ポー、ロンドン、ジェイムズ、メルヴィルの巻。「ウェイクフィールド」「壜のなかの手記」「影と光」「友だちの友だち」「代書人バートルビー」ほか全20編を収録。
ホルヘ・ルイス・ボルヘス (ホルヘルイスボルヘス)
1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。
驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。
小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。
ホーソーン*酒本雅之・竹村和子訳
ウェイクフィールド
人面の大岩
地球の大燔祭
ヒギンボタム氏の災難
牧師の黒いベール
ポー*富士川義之訳
盗まれた手紙
壜のなかの手記
ヴァルドマル氏の病症の真相
群集の人
落し穴と振子
ロンドン*井上謙治訳
マプヒの家
生命の掟
恥っかき
死の同心円
影と光
ジェイムズ*大津栄一郎・林節雄訳
私的生活
オウエン・ウィングレイヴの悲劇
友だちの友だち
ノースモア卿夫妻の転落
メルヴィル*酒本雅之訳
代書人バートルビー