1. トップページ > 
  2. 海外文学 > 
  3. 幻想文学 > 
  4. ボウエン幻想短篇集

ボウエンゲンソウタンペンシュウ

ボウエン幻想短篇集

発売日 2012/11/22

判型 四六判   ISBN 978-4-336-05512-5

ページ数 323 頁   Cコード 0097

定価 2,860円 (本体価格2,600円)

内容紹介

20世紀最高の女性作家エリザベス・ボウエンの作品の中から、選りすぐりの幻想譚17篇に加え、幻想文学論、短篇小説論などを含むエッセイ4篇を収録。

著者紹介

エリザベス・ボウエン (エリザベスボウエン)

300年続いたアングロ―アイリッシュの一族として、1899年アイルランド・ダブリンで生まれ、1973年ロンドンの病院で永眠した。二つの祖国を持ち、二度の世界戦争と戦後の廃墟を目撃し、10篇の小説と約100篇の短篇その他を遺した。ジェイムズ・ジョイスやヴァジニア・ウルフに並ぶ20世紀を代表する作家の一人。気配と示唆に富む文章は詩の曖昧性を意図したもの。最後の長篇『エヴァ・トラウト』はブッカー賞候補となった。近年のボウエン研究は、戦争と戦争スパイ、人間と性の解放、海外旅行熱と越境、同性愛とジェンダー問題等々、ボウエンの多面的なフィクション世界を明らかにしつつある。邦訳に、『エヴァ・トラウト』『リトル・ガールズ』『愛の世界』『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会)、『パリの家』『日ざかり』『心の死』(晶文社)他。

太田良子 (オオタリョウコ)

1939年東京生まれ、旧姓小山。東京女子大学卒、1962年受洗、1964年結婚、1971-75年夫と長女とともにロンドン在住。1979年東京女子大学大学院修了、1981年東洋英和女学院短期大学英文科に奉職。1994-95年ケンブリッジ大学訪問研究員、1998-2009年東洋英和女学院大学国際社会学部教授。東洋英和女学院大学名誉教授、日本文藝家協会会員、エリザベス・ボウエン研究会代表、日本基督教団目白教会会員。主な翻訳書にアンジェラ・カーター『ワイズ・チルドレン』(早川書房)、ルイ・ド・ベルニエール『コレリ大尉のマンドリン』(東京創元社)、E・ボウエン『エヴァ・トラウト』『リトル・ガールズ』『愛の世界』『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会)、『パリの家』『日ざかり』『心の死』(晶文社)他。

ボウエン幻想短篇集


*品切増刷未定

同じ著者・訳者の作品

北へ

仕事か恋愛か? ロンドンに同居の義姉妹、キャリアウーマンのエメラインと優雅な未亡…

友達と親戚

姉妹二組の結婚の祝宴に漂う過去の影、スタダート家とティルニー家、メガット家をめぐ…

ホテル

伊リヴィエラ海岸のホテルを舞台に、英国の風習喜劇の雰囲気と1920年代戦間期の不…


>> もっと見る

ページトップへ