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エイガカントクジュリアンデュヴィヴィエ

映画監督ジュリアン・デュヴィヴィエ

発売日 2010/11/04

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05169-1

ページ数 516 頁   Cコード 0074

定価 4,620円 (本体価格4,200円)

内容紹介

巨匠デュヴィヴィエ、日本初の本格的研究書! 『舞踏会の手帖』『望郷』『旅路の果て』など世界映画史に残る名作を残し、日本においても戦前・戦後を通じて青年層に絶大な影響を与えたフランスの映画監督ジュリアン・デュヴィヴィエ。その作品世界の全貌を明らかにし、その生涯をも解明する日本初の決定版作品研究・資料集成! サイレント期からトーキー時代にかけての全監督作65本をストーリーと共に詳細に紹介、当時の作品スチール写真を豊富に掲載し、各作品の主要スタッフ・出演俳優の紹介のほか、その他詳細なデータを付す。

著者紹介

小林隆之 (コバヤシタカユキ)

1926年生まれ。鉱山技術者として会社勤務のかたわら長年映画関連の資料収集・研究を続け、とりわけデュヴィヴィエ関係の研究に従事。国立近代美術館フィルムセンターで行われたデュヴィヴィエ大回顧上映会ではフィルモグラフィー作成を担当。デュヴィヴィエの子息との交流も深く、監督時代に愛用したディレクターズチェアを贈呈された。

山本眞吾 (ヤマモトシンゴ)

1951年生まれ。編集者・ライター。映画関係の編集書に『トビー・門口監修 拳銃大百科』、『円谷英二の映像世界』、『山中貞雄作品集』、『監督山中貞雄』(いずれも実業之日本社)などがある。

目次

はじめに

第一部◎サイレント映画時代
 
 処女作まで
 
 アセルダマ 血の代償(一九一九)
 セルジュ・ルノーディエの再生(一九二〇)
 ロックヴィヤール(一九二二)
 山上の嵐(一九二二)
 恐怖の家(一九二二)
 不滅の偉業(一九二二─一九二四)
 クロード・メルクールの反映(一九二三)
 クレドまたはルルドの悲劇(一九二三―一九二四)
 残忍な心の人々(一九二四)
 人生を再現する機械(一九二四)
 コンスタンタン神父(一九二五)
 にんじん(一九二五)
 エルサレムの苦悩(一九二六―一九二七)
 イスパノの男(一九二六)
 ブールマン嬢の結婚(一九二七)
 エッフェル塔の謎(一九二七)
 パリの旋風(一九二八)
 テレーズ・マルタンの奇跡の生涯(一九二九)
 聖なる航海(一九二九)
 ママン・コリブリ(一九二九)
 婦人の幸福(一九三〇)
 
第二部◎トーキー映画時代
 ゴルダー(一九三〇)
 カイロの戦慄(一九三一)
 巴里―伯林(一九三二)
 にんじん(一九三二)
 モンパルナスの夜(一九三三)
 小さな王様(一九三三)
 商船テナシチー(一九三四)
 白き処女地(一九三四)
 ゴルゴダの丘(一九三五)
 地の果てを行く(一九三五)
 巨人ゴーレム(一九三六)
 我等の仲間(一九三六)
 シュヴァリエの流行児(一九三七)
 望郷(一九三七)
 舞踏会の手帖(一九三七)

 ハリウッドへ

 グレート・ワルツ(一九三八)
 旅路の果て(一九三九)
 幻の馬車(一九三九)
 我が父わが子(一九四〇―一九四三)
 
 アメリカ移住

 リディアと四人の恋人(一九四一)
 運命の饗宴(一九四二)
 肉体と幻想(一九四三)
 逃亡者(一九四四)
 
 パリ解放と帰国

 パニック(一九四七)
 アンナ・カレニナ(一九四八)
 神々の王国(一九四九)
 ブラック・ジャック(一九五〇)
 巴里の空の下セーヌは流れる(一九五一)
 陽気なドン・カミロ(一九五二)
 アンリエットの巴里祭(一九五二)
 ドン・カミロ頑張る(一九五三)
 埋れた青春(一九五四)
 わが青春のマリアンヌ(一九五五)
 殺意の瞬間(一九五六)
 殺人狂想曲(一九五七)
 奥様御用心(一九五七)
 私の体に悪魔がいる(一九五九)
 自殺への契約書(一九五九)
 大いなる人生(一九六〇)
 並木道(一九六〇)
 火刑の部屋(一九六二)
 フランス式十戒(一九六二)
 めんどりの肉(一九六三)
 悪魔のようなあなた(一九六七)
 
おわりに
フィルモグラフィ

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