ウルトライスモ
ウルトライスモ
マドリードの前衛文学運動
発売日 2010/02/15
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05156-1
ページ数 252 頁 Cコード 0098
定価 3,080円 (本体価格2,800円)
ダダ、未来派と同時代に展開したウルトライスモ。二十世紀文学の異才ボルヘスとその妹ノラも参加した、1920年前後のマドリードにおけるスペイン前衛文学運動に光を当てた研究書・アンソロジー。ヨーロッパ文学の潮流をスペインに紹介し、ガルシア・ロルカら後の世代に影響をあたえた、半ば忘れ去られた文学運動の全貌が明らかになる。
坂田幸子 (サカタサチコ)
慶應義塾大学文学部教授 これまでの主な仕事:「テオフィル・ゴーチエ、1840年のスペイン旅行」(『続・ヨーロッパ世界と旅』法政大学出版局、2001年)。「越境を生きたスペイン女性作家たち--ルシーア・サンチェス・サオルニルとマリア・テレサ・レオン」(『モダニズムの越境』人文書院、2002年)。「おてんば少女の輝いた時代--スペイン女性作家たちによる児童小説」(『文学の子どもたち』慶應義塾大学出版会、2004年)。