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エイガロンソウ

映画論叢  20

発売日 2009/03/24

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05112-7

ページ数 128 頁   Cコード 0374

定価 1,100円 (本体価格1,000円)

内容紹介

メジャーの映画言論を挑発する映画誌。小悪魔的役柄で活躍したスタア・原知佐子が語る新東宝の人間模様、TVアニメシナリオの第一人者・辻真先による草創期ドラマの真実、など他誌では読めないシブい話題が満載。そして作・編曲者として黄金時代の撮影所を渡り歩いた河辺公一の自伝と、戦前娯楽映画の雄・大都映画の本格研究が、いよいよ連載開始となります。

著者紹介

丹野達弥 (タンノタツヤ)

1961年生まれ。編著に『村木与四郎の映画美術』(フィルムアート社、1998年)『東京いい映画館みたい映画館』(樹花舎、1999年)、共編著に『映畫読本・小津安二郎』(フィルムアート社、1993年)『同・成瀬巳喜男』(フィルムアート社、1995年)『キネマの美女』(文藝春秋、1999年)等。2001年より『映画論叢』編輯長。

目次

新東宝スターレットとして登場 原知佐子の女優人生 「田原知佐子」時代のあれこれ

二大連載開始!
大衆映画復権のために 大都映画研究 琴糸路と白井戦太郎の恋 中村泰
作・編曲者から見たスクリーン DUBBING繁盛時代
トロンボーン奏者、映画界へ 河辺公一
フローレンス・ローレンスにはじまる 女優史のための序章 中田耕治
草創期テレビ裏話 タイトルバックの思い出 辻真先
UIP解散に寄せて 巷説・聖林的協同配給始末記 森卓也
名キャメラマンの素顔 岡崎宏三さんの想い出 奥村祐治
作家の空想はいかにフィルム化されたか アルベール・ロビダと映画 藤元直樹
パンと呼ばれて60年 井上和男自伝 第七回 『悪の華』をめぐって 井上和男

好評連載
こんな役者がいた アノネのオッサン 高勢實乗 山下武
映画とストリップ・断章 ハダカ一号は関西か? 永田哲朗
機影見ゆ 『海軍攻撃隊』の九六陸攻 三隅繁
《映画の見かた》の見かた 新聞の映画批評は可能か 重政隆文
悲願千人斬 人の無知を嗤うな 吉原すずめ
映画本の困った人たち 映画は校閲の対象に非ず? 川喜多英一
リレー連載 私の隠し玉 『サブマリン爆撃隊』 丸岡澄夫

問題提起
「動画」畑暉男/「3D」長谷川卓也/「ゴダール」宇佐美晃

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