ダイジュッカンズイヒツホウソウダイホンホカ
第10巻【随筆・放送台本ほか】
発売日 2011/12/21
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05053-3
ページ数 707 頁 Cコード 0393
定価 11,000円 (本体価格10,000円)
貴重な随筆と、放送台本三作品、阿部正雄等の署名で函館新聞記者時代に発表された最初期の作品群のほか、従軍日記完全版を収録。
久生十蘭 (ヒサオジュウラン)
1902年~1957年。北海道函館市生まれ。本名・阿部正雄。岸田国士に師事して渡仏。レンズ光学と演劇論を学ぶ。帰国後は雑誌『新青年』などで活躍。主な作品に直木賞受賞作「鈴木主水」、国際短篇小説コンクール一席入選作「母子像」、「魔都」「顎十郎捕物帳」「キャラコさん」等がある。
江口雄輔 (エグチユウスケ)
1946年福岡県生まれ、昭和女子大学名誉教授。共著に『「新青年」読本』(作品社、1988年)、単著に『久生十蘭』(白水社、1994年)、編著に『定本久生十蘭全集』(国書刊行会、2008~2013年)がある。
川崎賢子 (カワサキケンコ)
1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。博士(文学)。日本大学芸術学部芸術研究所研究員など。著書に『尾崎翠 砂丘の彼方へ』『もう一人の彼女 李香蘭/山口淑子/シャーリー・ヤマグチ』『宝塚 変容を続ける「日本モダニズム」』など。
沢田安史 (サワダヤスシ)
ミステリ研究者。SRの会、『新青年』研究会に所属。
浜田雄介 (ハマダユウスケ)
1959年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。現在、成蹊大学文学部教授。専門分野は近代日本文学。著書に『子不語の夢』などがある。