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アイノセカイ

愛の世界

発売日 2009/01/20

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04987-2

ページ数 293 頁   Cコード 0097

定価 2,530円 (本体価格2,300円)

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内容紹介

第一次大戦で引き裂かれた恋人たちと、新しいヒロイン、ジェインが明らかにする過去の真実をめぐる物語。ことばを映像にする作家ボウエンが散文詩のような美しい文体で新しい愛の世界の幕開けをうたいあげる。

著者紹介

エリザベス・ボウエン (エリザベスボウエン)

300年続いたアングロ―アイリッシュの一族として、1899年アイルランド・ダブリンで生まれ、1973年ロンドンの病院で永眠した。二つの祖国を持ち、二度の世界戦争と戦後の廃墟を目撃し、10篇の小説と約100篇の短篇その他を遺した。ジェイムズ・ジョイスやヴァジニア・ウルフに並ぶ20世紀を代表する作家の一人。気配と示唆に富む文章は詩の曖昧性を意図したもの。最後の長篇『エヴァ・トラウト』はブッカー賞候補となった。近年のボウエン研究は、戦争と戦争スパイ、人間と性の解放、海外旅行熱と越境、同性愛とジェンダー問題等々、ボウエンの多面的なフィクション世界を明らかにしつつある。邦訳に、『エヴァ・トラウト』『リトル・ガールズ』『愛の世界』『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会)、『パリの家』『日ざかり』『心の死』(晶文社)他。

太田良子 (オオタリョウコ)

1939年東京生まれ、旧姓小山。東京女子大学卒、1962年受洗、1964年結婚、1971-75年夫と長女とともにロンドン在住。1979年東京女子大学大学院修了、1981年東洋英和女学院短期大学英文科に奉職。1994-95年ケンブリッジ大学訪問研究員、1998-2009年東洋英和女学院大学国際社会学部教授。東洋英和女学院大学名誉教授、日本文藝家協会会員、エリザベス・ボウエン研究会代表、日本基督教団目白教会会員。主な翻訳書にアンジェラ・カーター『ワイズ・チルドレン』(早川書房)、ルイ・ド・ベルニエール『コレリ大尉のマンドリン』(東京創元社)、E・ボウエン『エヴァ・トラウト』『リトル・ガールズ』『愛の世界』『ボウエン幻想短篇集』(国書刊行会)、『パリの家』『日ざかり』『心の死』(晶文社)他。

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