キエタタイヨウ
消えた太陽
発売日 1999/06/02
判型 四六変型判 ISBN 978-4-336-03836-4
ページ数 278 頁
定価 2,640円 (本体価格2,400円)
「荒野の心」「犬通りの出来事」「森の泥棒」他、革命の嵐吹き荒れるなか、海への憧れとロマンティックな幻想を終生追い続け、ロシア中で愛読されてきた作家グリーンが紡ぎだす冒険と恐怖、愛の奇蹟の物語。
アレクサンドル・グリーン (アレクサンドルグリーン)
沼野充義 (ヌマノミツヨシ)
1954 年東京都生まれ。東京大学卒、ハーバード大学スラヴ語学文学科博士課程に学ぶ。ワルシャワ大学講師、東京大学教授を経て、現在名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授。著書に『徹夜の塊』三部作(『亡命文学論』『ユートピア文学論』『世界文学論』、作品社)、『W文学の世紀へ』(五柳書院)、『チェーホフ 七分の絶望と三分の希望』(講談社)、編著書に『東欧怪談集』『ロシア怪談集』(河出文庫)、『世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義』全5巻(光文社)、訳書にスタニスワフ・レム『ソラリス』(国書刊行会およびハヤカワ文庫SF)、ヴィスワヴァ・シンボルスカ『終わりと始まり』(未知谷)、クラシツキ『ミコワイ・ドシフャトチンスキの冒険』(岩波書店)、ウラジーミル・ナボコフ『賜物』(新潮社)、『新訳 チェーホフ短篇集』(集英社)などがある。