イギリスアヘンフクヨウシャノコクハクホカ
英吉利阿片服用者の告白ほか
発売日 1995/03/11
判型 A5判 ISBN 978-4-336-03701-5
ページ数 492 頁
定価 7,262円 (本体価格6,602円)
アヘンの特殊な力を用いて、人間の夢の崇高さを開示する半自伝的作品『英吉利阿片服用者の告白』、他に『藝術の一分野として見た殺人』『「マクベス」劇中の門口のノックについて』『深き淵よりの嘆息』。
トマス・ド・クインシー (トマスドクインシー)
1785年、マンチェスターに生まれる。グラマースクールから逃亡し北ウェールズとロンドンを放浪。この間に阿片を使用し始める。1827年に『藝術の一分野として見た殺人』『イマーヌエル・カントの最期の日々』を発表。19世紀イギリス・ロマン派のなかで特異な散文家として独自の光輝を放ち、ボードレールやボルヘスらに絶大な影響を与えた。1859年没。
野島秀勝 (ノジマヒデカツ)
一九三〇年東京に生まれる。東京大学大学院英語英文学博士課程修了。現在、お茶の水女子大学教授。文芸評論家。著書――『V・ウルフ論』『エグザイルの文学』『ロマンス・悲劇・道化の死』『「日本回帰」のドン・キホーテたち』『「誠実」の逆説』『終末からの序章』『自然と自我の原風景』『実存の西部――ノーマン・メイラー論』『迷宮の女たち』『女の伝記』訳書――W・サイファー『文学とテクノロジー』L・トリリング『〈誠実〉と〈ほんもの〉』N・メイラー『黒ミサ』『天才と肉欲』V・ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』