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コテンセキトシリョウ

古典籍と史料

田中卓

発売日 1993/08/27

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03483-0

ページ数 822 頁   

定価 10,680円 (本体価格9,709円)

内容紹介

日本書紀・古事記の所伝と編年対照資料、日本紀の性格と弘仁講書、播磨国正税帳の成立と意義など、記紀・風土記・本系帳・戸籍・寺院縁起・神宮系図まで広範囲に及ぶ史料・典籍に関する研究を集大成した。

著者紹介

田中卓 (タナカタカシ)

 大正12年12月12日生れ(大阪市)
 昭和20年9月東京帝国大学文学部国史学科を卒業
 昭和35年4月文学博士(旧制)
 府立大阪社会事業短期大学教授を経て、昭和37年4月から皇學館大学教授、平成4年4月から同大学大学院教授、平成6年6月から同大学名誉教授、平成23年7月から同大学学事顧問
 昭和48年12月皇學館大学文学部長
 昭和55年4月から昭和63年3月まで皇學館大学学長
 平成30年11月逝去
 著書・『住吉大社神代記』『出雲国風土記の研究』『神宮の創祀と発展』『愛国心の目覚め』『住吉大社史』(上・中巻)『概説日本史』(改題『教養日本史』)『祖国を見直そう』『祖国は呼びかける』『日本古典の研究』『日本国家成立の研究』『海に書かれた邪馬台国』『古代天皇の秘密』『皇国史観の対決』『伊勢神宮と式年遷宮』『歴史と伝統』『田中卓著作集』12冊(国書刊行会)『田中卓評論集』4冊(青青企画)
 編著・『維新の歌―幕末尊皇志士の絶唱ー』『白山神社史』『真清田神社史』ほか
 校訂・『新撰姓氏録』(神道大系)・『神道五部書』(神道大系)・『風土記』(神道大系)

目次

一、神功皇后をめぐる紀・記の所伝――特に神功皇后紀の成立について
二、神功皇后を中心とした日本紀・古事記の編年対照史料
三、顕宗天皇の即位をめぐる所伝の形成――古事記・播磨国風土記・日本紀の関係
四、古事記における国名とその表記――主として古事記偽書説への反証
五、懐風藻の成立
六、九州風土記の成立――特にいはゆる乙類風土記について
七、肥前風土記の成立――九州風土記(甲類)撰述の一考察
八、弘仁私記の研究――主として序分をめぐる諸問題
九、日本紀の性格と弘仁講書――卑見を呈して岩崎博士・安津教授の再教を乞ふ
十、四天王寺御手印縁起の成立を論じて本邦社会事業施設の創始に及ぶ――聖徳太子と四天王寺四箇院
十一、神皇正統記と愚管抄――上古史に対する理解について
十二、最古の〝土器文字〟の読みについて
十三、紀・記の原資料探索への一齣
十四、〝八十萬神〟(紀)から〝八百萬神〟(記)へ
十五、「御」と「●」の字形について
十六、「博士」の読みについて――東野氏説「フビト」は無理であらう
十七、「郡司符」(新潟県・八幡林遺跡)木簡と告朔儀
十八、『古史成立』と『古史傳』
十九、書評・平泉澄博士編著『泰澄和尚傳記』
二十、書評・西田長男博士著『日本古典の史的研究』
二十一、書評・倉野憲司博士著『古事記』
二十二、書評・秋本吉郎氏校注『出雲国風土記』
二十三、書評・所功氏著『三好清行』を読みて『革命勘文』に及ぶ
二十四、播磨国正税帳の成立と意義
二十五、新史料『延暦八年、勅旨所牒』と『宝亀三年太政官符』
二十六、安澄の卒傳――日本後紀の逸文
二十七、西琳寺縁起所載の造像銘記と彌勒寺(勝尾寺)流記の欠文
二十八、元興寺伽藍縁起幷流記資財帳の校訂と和訓
二十九、熱田神宮踏歌詩の解説
三十、古事記裏書の校訂と解説
三十一、吉田家本延喜式、金勝院本扶桑略記の解題
三十二、神宮文庫所蔵古写本延暦儀式帳の解説
三十三、伊勢天照皇太神宮禰宜譜図帳・皇太神宮延喜以後禰宜補任次第の解説
三十四、校訂・伊勢天照皇太神宮禰宜譜図帳
三十五、翻刻・皇太神宮延喜以後禰宜補任次第
三十六、荒木田氏古系図の出現
三十七、元徳注進度会系図の解説
三十八、翻刻・元徳注進度会系図

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