ゾウ
象
発売日 1991/02/14
判型 四六判 ISBN 978-4-336-03059-7
ページ数 320 頁
定価 2,136円 (本体価格1,942円)
S.ムロージェック (スワヴォーミルムロージェック)
沼野充義 (ヌマノミツヨシ)
1954 年東京都生まれ。東京大学卒、ハーバード大学スラヴ語学文学科博士課程に学ぶ。ワルシャワ大学講師、東京大学教授を経て、現在名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授。著書に『徹夜の塊』三部作(『亡命文学論』『ユートピア文学論』『世界文学論』、作品社)、『W文学の世紀へ』(五柳書院)、『チェーホフ 七分の絶望と三分の希望』(講談社)、編著書に『東欧怪談集』『ロシア怪談集』(河出文庫)、『世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義』全5巻(光文社)、訳書にスタニスワフ・レム『ソラリス』(国書刊行会およびハヤカワ文庫SF)、ヴィスワヴァ・シンボルスカ『終わりと始まり』(未知谷)、クラシツキ『ミコワイ・ドシフャトチンスキの冒険』(岩波書店)、ウラジーミル・ナボコフ『賜物』(新潮社)、『新訳 チェーホフ短篇集』(集英社)などがある。
長谷見一雄 (ハセミカズオ)
1948年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、東京大学教授。訳書に、ムロージェック『象』、レム『虚数』(いずれも国書刊行会)、『ポーランドの民話』(恒文社、共訳)などがある。
西成彦 (ニシマサヒコ)
1955年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。
著書に、『固体化する欲望』(朝日出版社)、『マゾヒズムと警察』(筑摩書房)、『移動文学論Ⅰ イディッシュ』(作品社)、『ラフカディオ・ハーンの耳』(岩波同時代ライブラリー)、『耳の悦楽』(紀伊國屋書店)、『〔新編〕森のゲリラ宮澤賢治』(平凡社ライブラリー)などが、共訳書に、レム『虚数』(国書刊行会)、『文学の贈物』(未知谷)などがある。
吉上昭三 (ヨシガミショウゾウ)
1928年、大阪生まれ。早稲田大学卒業。ポーランド文学専攻。東京大学教授。ポーランド文化研究誌『ポロニカ』主宰。ポーランドとの文化交流にも尽力した。おもな訳書に、レム『宇宙創世期ロボットの旅』(共訳、集英社)、『星からの帰還』(ハヤカワ文庫)、シェンキェヴィッチ『クオ・ヴァディス(上・下)』(福音館書店)、『世界SF全集9 エレンブルグ・チャペック』(共訳、早川書房)、共著に『ポーランド語の入門』(白水社)、共編著に『白水社ポーランド語辞典』などがある。1996年死去。