他にも『地球の平和』、『兎の島』、『陽だまりの果て』『愚か者同盟』などがそれぞれ専門家の方々の支持を広げています。
コラム「SF出版各社2023年の刊行予定」においても、「スタニスワフ・レム・コレクション」の新刊などに触れていますので、お読みいただければ幸いです。
『マゼラン雲』(スタニスワフ・レム 著/後藤正子 訳/沼野充義 解説)
レムが晩年まで、ポーランド国内での再版と外国語への新たな翻訳を拒み続けた幻の長篇がついに邦訳なる。映画『イカリエ-XB1』原作。
『地球の平和』(スタニスワフ・レム 著/芝田文乃 訳/沼野充義 解説)
レムの最後から二番目の小説にして、〈泰平ヨン〉シリーズ最終話の待望の邦訳。
『兎の島』(エルビラ・ナバロ 著/宮﨑真紀 訳)
現実と地続きに現出する奇怪な歪み、底知れぬ不安と恐怖を、
生理的嫌悪感を催すような濃密で冷たい筆致で描き切った、
現代スペインホラー文芸の旗手による11篇の鮮烈な傑作怪奇幻想短篇集!
『陽だまりの果て』(大濱普美子 著)
【第50回泉鏡花文学賞受賞!】
〈ないことないこと〉が書き連ねられた物語、この世の裏側に窪んだどこにもない場所。魅惑に溢れた異世界へ――
時空や他己の隔たりを超えて紡がれる、懐古と眩惑に彩られた幻想譚6篇を収録。
デヴィッド・ボウイも愛読した、全世界200万部超のロングセラー&1981年度ピュリツァー賞受賞作、J・スウィフト、W・ギャディス、J・ヘラー、D・F・ウォレスの系譜に連なる、アメリカカルト文学史上の伝説的傑作にして、奇人変人たちが暴走する、爆笑《労働ブラックコメディ》が、ついに邦訳!!!