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2022年9月情報一覧です。

2022/09/28

10/1 《女と動物のままならぬ関係》『兎の島』『雌犬』訳者宮﨑真紀×村岡直子 対談イベント開催!(配信あり)

★《女と動物のままならぬ関係》と題し、本年10月刊行予定のスパニッシュホラー『兎の島』(エルビラ・ナバロ)訳者・宮﨑真紀さんと、4月刊行の全米図書賞ロングリスト入り&映画化企画進行中の長篇『雌犬』(ピラール・キンタナ)訳者・村岡直子さんの対談を、イスパJP主催により10月1日、千葉市の書店「プント 本と珈琲」さんにて開催いたします。

聞き手には、同じく動物をモチーフにした短篇集『赤い魚の夫婦』(グアダルーペ・ネッテル、現代書館)などの翻訳がある宇野和美さんを迎えます。

「女と動物の関係」というユニークな視点から、現在世界の文芸シーンの最前線で注目を集めるスペイン語圏の女性作家の作品の読みどころや背景、翻訳について語り、今後の注目すべき作家・作品の紹介なども行います。
スペイン語圏文学の最先端の事情に触れる貴重な機会。ぜひ、ご参加・ご視聴下さい。

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翻訳家トーク宮﨑真紀x村岡直子
女と動物のままならぬ関係
――『兎の島』『雌犬』を中心に――


産んだ子を食べ、やがて子を食べるために生殖するようになった兎、子どもをあきらめた貧しい黒人女性が一匹の雌犬を溺愛したことから始まる愛と孤独と暴力の物語......。

第6回イスパJPスペイン語文学イベントは、今、世界も注目の物語、エルビラ・ナバロ『兎の島』の翻訳者・宮﨑真紀さんと、ピラール・キンタナ『雌犬』の翻訳者・村岡直子さんをお迎えし、女と動物の織り成す、濃密で不安な小説の読みどころや背景をさぐっていきます。翻訳についても掘り下げ、次に読みたい作家や作品もご紹介します。これを機に、スペイン語圏の新しい文学を手にとってみませんか。

いつのまにかはまり込んだ心の迷路や私たちが知らないうちに負っていた傷を、乾いた筆致で描ききるスペイン語圏の女性作家たちは世界で高く評価されています。海外文学最前線の女性翻訳者トークをどうぞお見逃しなく。

■日時: 2022年10月1日(土)14:00-16:00 (13:45からウェビナーに入れます)

■会場: プント本と珈琲(千葉市稲毛区黒砂1-5-14-2F)+オンライン
       京成みどり台駅から徒歩3分・JR西千葉駅から徒歩12分
       デザイン関連と、スペイン語圏関連の本が多い書店です。
       カフェスペースでは、コーヒー等のドリンクをお召し上がり頂けます。

★会場参加はプントさん店頭、またはこちらを御覧の上プントさんまでお問い合わせを。

★配信チケット購入はこちらからどうぞ。

★イベントに関連して、特製栞と、「スペイン語圏のおすすめ女性作家作品2022」付きのチラシを全国書店で無料配布中です(9/28~なくなり次第終了)。
お近くの書店で見かけられましたら、ぜひお手に取って下さい。

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※配布予定店舗

かの書房 
ジュンク堂書店 旭川店
ブックマンズアカデミー 太田店
こまつ書店 鈴川店
こまつ書店 東根店
三省堂書店 成城店
ときわ書房志津ステーションビル店
紀伊國屋書店横浜店
ジュンク堂書店 池袋本店
青山ブックセンター 本店
本屋B&B
マルジナリア書店
Readin' Writin' Bookstore 
今野書店
紀伊国屋書店 新宿本店
代官山 蔦屋書店
オリオン書房 ノルテ店
広和書店
RIWIND BOOKS
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
Title 
toi books
ブックスページワン
ブックスルーエ
増田書店
くまざわ書店 グランデュオ蒲田店
くまざわ書店 津田沼店
ジュンク堂書店 藤沢店
金沢ビーンズ明文堂
七五書店
らくだ書店 本店
カルコス 穂積店
本屋プラグ
丸善京都本店 ☆関連フェア開催予定!
恵文社一乗寺店
ふたば書房 御池ゼスト店
紀伊國屋書店梅田本店
ジュンク堂書店大阪本店
ジュンク堂書店難波店
丸善&ジュンク堂書店梅田店
本のお店スタントン大阪
BOOKS隆文堂
紀伊國屋書店 広島店
喜久屋書店 神戸学園都市店
ジュンク堂書店 三宮店
紀伊国屋書店ゆめタウン廿日市店
451 ブックス
スロウな本屋
本屋ルヌガンガ

『兎の島』(エルビラ・ナバロ/宮﨑真紀 訳)
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川の中洲で共食いを繰り返す異常繁殖した白兎たち、
耳から生えてきた肢に身体を乗っ取られた作家、
レストランで供される怪しい肉料理と太古の絶滅動物の目撃譚、
死んだ母親から届いたフェイスブックの友達申請......

今、世界の文芸シーンでブームの渦中にある〈スパニッシュ・ホラー〉の旗手による、11篇の鮮烈な迷宮的悪夢が本邦初上陸!!!

現実と地続きに現出する奇怪な歪み、底知れぬ不安と恐怖を、
生理的嫌悪感を催すような濃密で冷たい筆致で描き切った、
現代スペインホラー文芸の旗手による11篇の鮮烈な傑作怪奇幻想短篇集!

『雌犬』(ピラール・キンタナ/村岡直子 訳)
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これはわたしの犬《むすめ》。
もし何かしたら、殺してやる。

この世から忘れ去られた海辺の寒村。子どもをあきらめたひとりの女が、もらい受けた一匹の雌犬を娘の代わりに溺愛することから、奇妙で濃密な愛憎劇《トロピカル・ゴシック》が幕を開ける......
人間と自然の愛と暴力を無駄のない文体で容赦なく描き切り、世界15か国以上で翻訳され物議をかもしたスペイン語圏屈指の実力派作家による問題作が、ついに邦訳!!


2022/09/28

『ずっとのおうちを探して』刊行記念Twitterキャンペーン開始


★期間中に、Twitterに投稿していただいた方の中から10名様に、霜田有沙さん(@nekonomachika)のカバー装画を使ったオリジナル「ウェットシート用のふた」をプレゼントいたします!

【応募方法】

①国書刊行会のアカウント(@KokushoKankokai)をフォロー

②「#ずっとのおうちを探して刊行記念」のハッシュタグを付けてTwitterに本の感想などご自由に投稿

よろしければ、ずっとのおうちに迎えた子たちの写真なども一緒につぶやいてください。

※キャンペーン期間は、2022年9月28日~10月20日です。
※当選された方には、10月中にTwitterのDMにてご連絡いたします。商品の発送は11月下旬の予定です。
※商品の発送方法に関しては、ご指定いただけません。

2022/09/12

「朝日新聞デジタル」にて『築地市場の人々』取材記事掲載

「朝日新聞デジタル」にて写真集『築地市場の人々 最後の二年間を撮る』(山下倫一著)の取材記事が掲載されております。


「タコ屋のしんちゃんは視線を落とした 写真で見る築地市場最後の2年」と題された記事は有料ですが、一部購読可。こちらからどうぞ。

「長く日常を見てきただけに、写真には切なさがにじむ。70日近く通って写した1万枚から約180枚を写真集に収めた。山下さんは「長年かけて培われたものが失われる寂しさ。誇りを持って働いてきたプロたちの、『最後の日』までの表情を見てほしい」と話す。」


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今はなき築地市場で働く人々にフォーカスし、その築地魂と最後の二年間を追い続けた貴重な写真集。築地で働く人の顔には誇りと自信があった。その熱気、情熱、雰囲気、ふれあい、生きる力の魅力を描写。

2022/09/12

【予告】シリーズ〈奇想天外の本棚〉(KITEN BOOKS)刊行開始!第1回配本『九人の偽聖者の密室』刊行記念Twitter祭

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噂には聞くものの、読書通人でも読んでいる人が少ない「都市伝説的」作品の数々――ミステリ、SF、ホラーから普通文学、戯曲まで――を紹介する、読書通人にとっての《理想郷》ともいうべきシリーズ《奇想天外の本棚》第1回配本『九人の偽聖者の密室』の刊行を記念して、Twitter祭を行います。

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『九人の偽聖者の密室』
をお読みいただき、#奇想天外の本棚 、あるいは #KITENBOOKS のハッシュタグとともに、140字以内で読書感想文をツイートして下さい。お寄せいただいた読書感想文は、本シリーズ製作総指揮の山口雅也さん、編集担当者によって厳正に審査させていただき、優秀作、怪作、ユニーク作等々、合計10名の方に、山口さんのサイン入り第2回配本『Gストリング殺人事件』をプレゼントします。なお、ツイートの内容についてはネタバレ厳禁でお願いします。皆様、ふるって読書感想文をお寄せください。


Twitter祭については今後も計画がございます。小社および山口雅也さんのSNSをご注視下さい。
 

*募集期間終了後、受賞者の方にはDMにてお送り先ご住所・氏名を伺いますので、弊社Twitterのフォローもあわせてよろしくお願いいたします。連絡がとれましたら、後日あらためて受賞作を小社のTwitterで紹介させていただきます。当選の連絡後1週間以内にご連絡がない場合は当選が無効となりますのでなにとぞご了承ください。
お預かりしました個人情報は、本祭の発送にのみ使用いたします。

 

◆募集期間◆

2022923日(金・祝)60020221031日(月)2359

2022/09/07

「ナイトランド・クオータリー」30号に『陽だまりの果て』書評掲載

「ナイトランド・クオータリー」30号(アトリエサード刊)に『陽だまりの果て』(大濱普美子著)の書評が掲載されております。

評者は岡和田晃さん。

「静かで落ち着いた文体ながら、行間には緊張感が漂う」
「艶めかしい語りが、現実と異界、想像と妄念の境界が那辺にあるのか、嫣然と謎をかけてみせるのだ」

『陽だまりの果て』(大濱普美子著)
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〈ないことないこと〉が書き連ねられた物語、この世の裏側に窪んだどこにもない場所。魅惑に溢れた異世界へ――

時空や他己の隔たりを超えて紡がれる、懐古と眩惑に彩られた幻想譚6篇を収録。

〈傾聴ボランティア〉の派遣先で出会った老婦人の作り話とも真実ともつかない昔語りと、主人公の過去現在が絡み合う交感の物語。(「ツメタガイの記憶」)
行きつ戻りつ繰り返される、老人の記憶の窓に映る追想。(「陽だまりの果て」)
老いを意識し始めた主人公が姉御肌の老女と出会い、かけがえのないものを託される。(「骨の行方」)

● 皆川博子さん 推薦!
「表現は静謐でかろやかでさえあるのに、内在するのは深く重い生と衰と死と哀と慈である。
個が認識するものが細やかに巧緻に描かれるとき、一見ありふれた日常が、貌を変える。
現象のうわべに馴染んだ目には異様と映る、それこそが、真実の相であろう。
満ち足りた思いで読了した。」

2022/09/06

「幻想と怪奇」11号に『陽だまりの果て』書評掲載

『幻想と怪奇』(新紀元社)11号に『陽だまりの果て』(大濱普美子著)の書評が掲載されています。

評者は末吉姿子さん。

「ごく身近にありそうな物語のはじまり。それを語る、ごく自然な言葉。だが、そこから立ち上がってくるのは、それまで見えなかった、気づかずにいた「何か」。それは時として怖いものにもなる」

『陽だまりの果て』(大濱普美子 著)
9784336073433.jpg
〈ないことないこと〉が書き連ねられた物語、この世の裏側に窪んだどこにもない場所。魅惑に溢れた異世界へ――

時空や他己の隔たりを超えて紡がれる、懐古と眩惑に彩られた幻想譚6篇を収録。

〈傾聴ボランティア〉の派遣先で出会った老婦人の作り話とも真実ともつかない昔語りと、主人公の過去現在が絡み合う交感の物語。(「ツメタガイの記憶」)
行きつ戻りつ繰り返される、老人の記憶の窓に映る追想。(「陽だまりの果て」)
老いを意識し始めた主人公が姉御肌の老女と出会い、かけがえのないものを託される。(「骨の行方」)

● 皆川博子さん 推薦!
「表現は静謐でかろやかでさえあるのに、内在するのは深く重い生と衰と死と哀と慈である。
個が認識するものが細やかに巧緻に描かれるとき、一見ありふれた日常が、貌を変える。
現象のうわべに馴染んだ目には異様と映る、それこそが、真実の相であろう。
満ち足りた思いで読了した。」

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