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「週刊読書人」12月10日号「2021年の収穫!」に『探偵小説と〈狂気〉』などが選定

更新日:2021/12/09

「週刊読書人」12月10日号「2021年の収穫!」にて、風間賢二さん(幻想文学研究家・翻訳家)に『探偵小説と〈狂気〉』『「探偵小説」の考古学』『マルペルチュイ ジャン・レー/ジョン・フランダース怪奇幻想作品集』『骸骨 ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚』『黄色い笑い/悪意』『ネオノミコン』を採り上げていただきました。

*「毎年のことだが、特に今年の国書刊行会の書籍は自分のツボにはまったものばかりだった」(風間賢二)

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鈴木優作 著
定価3850円

近代は何を狂わせたか――江戸川乱歩・小栗虫太郎・夢野久作ほか、探偵小説がいかに〈狂気〉を描いたかを読み解き、時代に潜む文化と制度の裡面、そして文学によってなされた企みを明らかにする文学論。


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レジス・メサック 著
石橋正孝 監訳
池田潤/佐々木匠/白鳥光/槙野佳奈子/山本佳生 訳
定価9680円

近代性そのものとも言うべき「探偵小説」は、どこに起源を持ち、どのような紆余曲折を経て、ジャンルとしての結晶を見るに至ったのか? 古代に始まる膨大な文献を博捜し、通常の推理小説論では見られないような人名をも援用しつつ描かれる、その成り立ちの歴史。江戸川乱歩が熱いまなざしをそそぎ、ヴァルター・ベンヤミンが激しい関心を向けその『パサージュ論』で引用を繰り返した伝説的大著。


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ジャン・レー/ジョン・フランダース 著
岩本和子/井内千紗/白田由樹/原野葉子/松原冬二 訳
定価5060円

《ベルギー幻想派の最高峰》決定版作品集! 現代ゴシック・ファンタジーの最高傑作『マルペルチュイ』+幻の初紹介短篇集2冊、枠物語的怪奇譚集『恐怖の輪』&J・フランダース名義の幻想SF小説集『四次元』。


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ジェローム・K・ジェローム 著
中野善夫 訳
定価4180円

英国屈指のユーモア作家に隠された、もう一つの顔。
ユーモア小説『ボートの三人男』で知られるジェローム・K・ジェロームによる異色作品集。
西洋骨董のように古風な趣と気品をそなえた、知られざる逸品の数々。
心和ませる幽霊小説、冷たく怖い怪奇小説、優しく美しい幻想小説、不思議な現代ファンタジイ、数千年の時を跨ぐケルト・ファンタジイ等々、多彩な味わいの奇譚17篇を収録。1篇ごとに異なる魅力の、世にも稀なる短篇小説集。


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マッコルラン・コレクション 第1回
ピエール・マッコルラン 著
中村佳子/永田千奈 訳
定価4620円

アントナン・アルトー、レイモン・クノー、ボリス・ヴィアンらも熱愛してやまなかったフランスの小説家ピエール・マッコルラン。
奇妙で、ファンタスティックで、ユーモアに溢れるその傑作を集大成した、本邦初の3冊本選集がついに刊行。
第1回配本は、奇妙な笑い病のパンデミックがこの世を滅亡させる、世界終末論的疫病小説『黄色い笑い』。マルセル・シュネデールがマッコルランの最高傑作と絶賛したマンドラゴラ幻想小説『悪意』。長編2編を収録。ともに本邦初訳。

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ネオノミコンシリーズ 1
アラン・ムーア 作
ジェイセン・バロウズ 画
柳下毅一郎 訳

言葉が世界を書き換える――物語の魔術師にしてアメコミ界の帝王アラン・ムーア版クトゥルー神話全四部作ついに刊行!
人間をチューリップ型に切り裂く異様な殺人事件、古い教会を改築したクラブに蔓延する謎の白粉......頻発する怪事件を解決すべくFBI捜査官メリルとゴードンはマサチューセッツ州セイラムのオカルトショップに向かうが......ラヴクラフトの内なる深淵に迫り、時空を覆す宇宙最凶の暗黒神話、ここに始まる!【2012年ブラム・ストーカー賞グラフィック・ノベル部門受賞作】
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