「日本文学」2021年11月号で『探偵小説と〈狂気〉』が紹介されました。
評者は日本文学研究者の小松史生子氏。
「本書は宗教、法律、医学、精神分析、メディアといった領域を、文学テクストの言説の背後に
在る〈近代〉概念を形成する言説場としてみなし、この領域にまたがる一次資料を広く研究し、
そこから改めて文学テクストを探偵小説として読み直していくという立場を取っている」
「何が何でも当該テクストを探偵小説として読むという姿勢が明確で面白い」
「本書の魅力は、平明な文章による読みやすさにも求められる」
日本文学協会HP