週刊読書人7/16付で『ボリス・ヴィアン シャンソン全集』が紹介されました。
評者は音楽批評家、早稲田大学文学学術院教授の小沼純一氏。
「まとめて文字を目でたどって、逆に、ヴィアンの詞の、玉石混淆ゆえの多様さ、豊饒さに
触れられるというパラドクス」
「ここにあることば、ことばたちを、まさにうたわれるものとして、読み手が自由に、気儘に、
勝手にフシをつけてゆっくりたどってみればいい。するとたしかに浮かびあがってくるヴィ
アンの世界がある」
「まさか翻訳がでるとはおもっていなかったので、驚くとともに、快哉を叫んでしまった」
浜本正文 訳
定価 3,850円(本体価格3,500円)
『日々の泡』や『北京の秋』など世界的名作を執筆した小説家に
して、トランペッターでもあったボリス・ヴィアン。彼 が作詞を手が
けた400曲以上ものシャンソンを全訳。本邦初のシャンソン全集。