2021年4月
2021年4月情報一覧です。
2021/04/30
ゴールデンウィーク期間中の業務休業のお知らせ
平素は格別のご愛顧をたまわり、厚くお礼申し上げます。
誠に勝手ながら、4月30日(金)から5月5日(水)までの期間中、
休暇期間のため、業務をお休みさせて頂きます。
休業期間中に頂いたオンラインブックショップでのご注文やお問い合わせの
返答につきましては、5月6日(木)より、順次対応させていただきます。
ゴールデンウィーク休暇期間中、お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、
何卒ご容赦の程お願い申し上げます。
『ショーペンハウアーとともに』が法政哲学第17号で紹介されました。
学会誌法政哲学第17号で『ショーペンハウアーとともに』紹介されました。
評者は法政大学文学部哲学科専任講師の君嶋泰明氏。
「訳者による用語解説と軽妙な訳業により、読者は大きなハードルなしに読み進めることが
できる」
「凡百の注釈書にはない特色を持つ。それは、著者ウエルベックのショーペンハウアーへ
の傾倒たるや、ほとんど「同一化」(11頁)と呼べるものであったらしい、ということである」
「本書はこの「幸福論」からの抜粋をもって唐突に幕を閉じている。(中略)読者はここで、
このアンビヴァレンスと本書の途絶の意味を、ウエルベック自身の他の作品に探るという
宿題を得るのである」
法政哲学会HP
ミシェル・ウエルベック/澤田直 訳
アガト・ノヴァック=ルシュヴァリエ 序文
定価 2,530円(本体価格2,300円)
《世界が変わる哲学》がここにある! 現代フランスを代表する
作家ウエルベックが、19世紀ドイツを代表する哲学者ショーペン
ハウアーの「元気が出る悲観主義」の精髄をみずから詳解。その
思想の最奥に迫る!
『名人を獲る』がデーリー東北4/23付で紹介されました。
デーリー東北4/23付で『名人を獲る』が紹介されました。
評者は文化部記者の田村純也氏。
「80年以上の歴史で唯一50歳で名人位に就いたのが、本書で取り上げた故米長邦雄永世棋聖
である」
「若手棋士から最新の戦術を学び、93年の名人獲得につなげた」
「棋士として、経営者として将棋界をけん引した人生を、著者だけが知るエピソードも交えながら
紹介している」
田丸昇
定価 2,640円(本体価格2,400円)
将棋界の枠を超えて社会的にも大きな影響を及ぼした
不世出の棋士・米長邦雄。その知られざる素顔を明ら
かにする初めての本格的評伝。
『山の人魚と虚ろの王』が朝日新聞好書好日で紹介されました。
朝日新聞好書好日で『山の人魚と虚ろの王』が紹介されました。
評者は怪奇幻想ライターの朝宮運河氏。
「言葉でしか表現しえないもうひとつの世界が、どこまでも広がっている」
「いくつもの空白を残した物語は、暗喩と寓意にみちた神秘主義小説と読むこともできそうだが、
絶え間なく現れる蠱惑的なイメージを追いかけるだけでも十二分に面白い」
「ますます高みに浮揚した山尾文学に、感嘆するのみである」
好書好日
『里山風土記 山野草編』が週刊読書人4/23付で紹介されました。
週刊読書人4/23付で『里山風土記 山野草編』が紹介されました。
評者は図書館流通センターデータ部の船木園子氏。
「里山が日本人にとって大事だと気が付いた人が、その土地、その人の条件内でできることを自分
で考えていけと言っているのではないかと思うようになった」
「里山が本来の機能と価値を発揮するためのキーワードは「継続」だという。その「継続」を裏付ける
には、里山という空間が、経済システムに取り込まれる仕組みを作ることが必要だとも」
「自然と離れてしまった日本人が、自然を利用し向き合うことで得るものがあることを、実感として教
えてくれる」
週刊読書人HP
【取り扱い書店】『サンソン回想録』関連舞台特装帯キャンペーン
稲垣吾郎さんが『サンソン回想録』の主人公シャルル=アンリ・サンソンを演じる舞台
『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』が本日より開幕!
舞台原作の出典にあたる『サンソン回想録』の特装帯は来週より出荷予定です。
下記書店様の店頭、また取り寄せ注文にてご購入いただけます。
【帯付き商品扱い書店】(来週より順次出荷予定)
TSUTAYA 西宝店
有隣堂 本店
三省堂書店 有楽町店
幕張 蔦屋書店
コメリ書房 鈴鹿店
文教堂書店 二子玉川店
文苑堂書店 富山豊田店
宮脇書店 宇部店
柏の葉 蔦屋書店
金沢ビーンズ明文堂
ジュンク堂書店 新潟店
TENDO八文字屋
喜久屋書店 倉敷店
正文館書店 知立八ツ田店
紀伊國屋書店 仙台店
カルコス 穂積店
川又書店 エクセル店
宮脇書店 湯田店
啓文社 ポートプラザ店
ジュンク堂書店 池袋本店
舞台原作者の安達正勝さん翻訳でおくる〈バルザック版〉サンソンの物語
ルイ16世の首を刎ねた死刑執行人シャルル-アンリ・サンソン。
その苦悩と葛藤、数奇な運命を、フランスの文豪バルザックが描く。
・通常版『サンソン回想録』のオビの上に、特装オビが巻かれた状態で出荷いたします。
・書店店頭に在庫がない場合は、書店様にて注文をお願いします。
・弊社HPよりご購入の場合は、購入画面の備考欄に「舞台特装帯希望」の旨をご記入ください。
【公演情報】
『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』
◆公演予定
東京 2021/4/23(金)~5/9(日) 東京建物Brillia HALL
大阪 2021/5/21(金)~5/24(月) オリックス劇場
福岡 2021/6/11(金)~6/13(日) 久留米シティプラザ
神奈川 2021/6/25(金)〜27(日) KAAT神奈川芸術劇場
※4/28(水)~5/9(日)の東京公演は中止となりました。
◆キャスト
稲垣吾郎/中村橋之助
橋本淳 牧島輝 落合モトキ 藤原季節 清水葉月
智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之
田山涼成/榎木孝明
演出 白井晃
脚本 中島かずき
音楽 三宅純
企画制作:キョードー東京
主催:キョードー東京 TBS イープラス
原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)
坂本眞一『イノサン』に謝意を表して
『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』公式HP
オノレ・ド・バルザック/安達正勝 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
パリの死刑執行人としてルイ16世らを手にかけた男、シャルル=アンリ・サンソン。
サンソン家代々の資料と直接取材を基に文豪バルザックが描く、革命期を生きた
死刑執行人の物語を、待望の本邦初訳!
『サンソン回想録』関連舞台&特装帯キャンペーンのお知らせ
稲垣吾郎さんが『サンソン回想録』の主人公シャルル=アンリ・サンソンを演じる舞台
『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』がまもなく開幕いたします。
稲垣さんが自ら発案し、舞台化を熱望した意欲作です。是非ご注目ください。
また、公演にあわせて舞台原作の出典にあたる『サンソン回想録』の特装帯を作成いたしました。
一部書店様の店頭、また取り寄せ注文にてご購入いただけます。
舞台原作者の安達正勝さん翻訳でおくる〈バルザック版〉サンソンの物語
ルイ16世の首を刎ねた死刑執行人シャルル-アンリ・サンソン。
その苦悩と葛藤、数奇な運命を、フランスの文豪バルザックが描く。
・通常版『サンソン回想録』のオビの上に、特装オビが巻かれた状態で出荷いたします。
・書店店頭に在庫がない場合は、書店様にて注文をお願いします。
・弊社HPよりご購入の場合は、購入画面の備考欄に「舞台特装帯希望」の旨をご記入ください。
【公演情報】
『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』
◆公演予定
東京 2021/4/23(金)~5/9(日) 東京建物Brillia HALL
大阪 2021/5/21(金)~5/24(月) オリックス劇場
福岡 2021/6/11(金)~6/13(日) 久留米シティプラザ
神奈川 2021/6/25(金)〜27(日) KAAT神奈川芸術劇場
※4/28(水)~5/9(日)の東京公演は中止となりました。
◆キャスト
稲垣吾郎/中村橋之助
橋本淳 牧島輝 落合モトキ 藤原季節 清水葉月
智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之
田山涼成/榎木孝明
演出 白井晃
脚本 中島かずき
音楽 三宅純
企画制作:キョードー東京
主催:キョードー東京 TBS イープラス
原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)
坂本眞一『イノサン』に謝意を表して
『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』公式HP
オノレ・ド・バルザック/安達正勝 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
パリの死刑執行人としてルイ16世らを手にかけた男、シャルル=アンリ・サンソン。
サンソン家代々の資料と直接取材を基に文豪バルザックが描く、革命期を生きた
死刑執行人の物語を、待望の本邦初訳!
【〆切間近&特典情報追加】山尾悠子『山の人魚と虚ろの王』刊行記念 購入者応募特典フェア
ご好評いただいております山尾悠子『山の人魚と虚ろの王』刊行記念購入者応募特典フェアの
ポストカードと栞の絵柄が決定いたしました!
山尾さんが選定した幻想絵画は以下の6名の作品になります。
【選定幻想絵画の画家】
ペトリス・クリストゥス
エル・グレコ
D・G・ロセッティ
フェルナン・クノップフ
エドワード・バーン・ジョーンズ
マックス・クリンガー
選定された絵画についてのコメントをまとめたオリジナルペーパーも同封いたします。
それぞれの絵画のどの絵画が選ばれたのかは、特典の到着をお楽しみに!
応募期間も残すところもあとわずかとなりましたので、お忘れのないようお申し込みください。
皆様のご応募をお待ちしております。
【特典内容】
直筆サイン入り特製栞&山尾悠子選定による幻想絵画ポストカード2枚セット
ポストカードは全5種類からランダムに2枚を封入。
山尾悠子による選定コメントペーパー付。
※サインは栞に入ります。
※ポストカードの絵柄はお選びいただけません。
【応募〆切】
応募締切は2021年4月末日とします。
応募締切後、1か月以内にお届けいたします。
【応募方法】
『山の人魚と虚ろの王』(初版第1刷・第2刷)、『歪み真珠』、『ラピスラズリ』、『山尾悠子作品集成』、
『白い果実』の各巻の帯(表4そで)に刷り込まれている応募券を切り取り、郵便はがきに貼り
「国書刊行会 営業部 山尾悠子係」(〒174-0056 東京都板橋区志村1‐13‐15 TEL.03‐5970‐7421)へお送りください。
応募券1枚の場合は抽選、2枚の場合はもれなく特典をお届けいたします。
フェア詳細ページ
『仏教福祉の考察と未来』が仏教タイムス4/15付で紹介されました。
仏教タイムス4/15付で『仏教福祉の考察と未来』が紹介されました。
「仏教の視点から日本仏教史や社会福祉史をみつめ、「仏教(社会)福祉」を問い続けてきた著者」
「聖徳太子が創建した四箇院、明治期の仏教者による社会福祉事業、江戸末期に東北地方で活躍
した念仏僧・良船貞伝といった実践を紹介」
「「仏教者に問われるのは福祉実践の質が仏教信仰の内実と表裏の関係にあることを自覚すること」
こうした著者の指摘は宗教者が胸に留めるべきことであろう」
『「写真の都」物語』が週刊読書人4/16付で紹介されました。
週刊読書人4/16付で『「写真の都」物語』が紹介されました。
評者は神戸大学国際文化学研究科准教授の松井裕美氏。
「理念や姿勢を共有した人々から成る様々なグループの軌跡が、写真の都名古屋の活気を伝え、
本書に掲載された魅力的な作品の数々に歴史的枠組みを与えている」
「異なるモチーフを扱った複数の写真を並べつつもその中に造形的な呼応関係を示唆するような
工夫がなされており、頁をめくりながら、読書から鑑賞へのここちよい移行を体験することができる」
週刊読書人HP
竹葉丈 編著
定価 4,180円(本体価格3,800円)
新たな芸術表現を摸索した絵画主義や超現実主義の写真、現実を
透徹した眼差しで捉えたリアリズム写真、公害や戦争を告発する
闘争的写真群など、「運動」を切り口に写真の無限の可能性を探
『ファシズムへの偏流』が信濃毎日新聞4/3付で紹介されました。
信濃毎日新聞4/3付で『ファシズムへの偏流』が紹介されました。
評者は早稲田大学准教授の千野貴裕氏。
「状況に規定されながらも、最後まで精力的に活動する反面で、彼の言動には理論的・思想的な
独自性はほとんど見られない。けれども、彼を論じる意義はある」
「ドリオの生涯は現代社会の批判をどのように行うべき(あるいは行うべきではないか)を、私たち
に問うている」
『山の人魚と虚ろの王』が各紙で紹介されました。
・山陽新聞4/13付
著者山尾悠子氏のインタビューを中心に紹介されています。
「秘密めいた箱入りの装丁が、その独特の世界観を象徴する」
「着想のきっかけにもなったフランスの画家オディロン・ルドンの版画「夢のなかで 幻視」。
巨大な眼球の下を男女が走る神秘的な作品で、「新婚旅行の末にこの場面にたどり着くような
お話を書いてみようと思った」と山尾さん」
「濃密でな言葉でつむがれる数奇な場面が絡まり合い、過去と現在、夢とうつつはあいまいに」
・北海道新聞4/11付
評者は文芸評論家の石堂藍氏。
「独特の幻想世界を切り拓く著者の作品は、語りの技巧において、それほど単純ではない」
「本書の読み方は、一意には定まらない。現実とは微妙に異なる世界を舞台にした超自然的な
冒険の物語、それとも夢の記述」
「ただ味わえと投げ出された幻想的な世界だと見てもよいし、読み解かれるべき象徴に満ちた
物語だと受け取ってもよい。さまざまな読みを可能にする奥行きの深い作品世界」
どうしん電子版
『探偵小説と〈狂気〉』がダ・ヴィンチ5月号で紹介されました。
ダ・ヴィンチ5月号で『探偵小説と〈狂気〉』が紹介されました。
「戦前・戦後の日本探偵小説が〈狂気〉をどのように表現したかを読み解き、近代という時代に
潜む文化と制度の裡面、そして文学によってなされた企みを明らかにする力作文学論」
鈴木優作
定価 3,850円(本体価格3,500円)
近代は何を狂わせたか――江戸川乱歩・小栗虫太郎・夢野久作ほか、
探偵小説がいかに〈狂気〉を描いたかを読み解き、時代に潜む文化と
制度の裡面、そして文学によってなされた企みを明らかにする文学論。
『「写真の都」物語』が読売新聞4/11付で紹介されました。
読売新聞4/11付で『「写真の都」物語』が紹介されました。
評者は作家の木内昇氏。
「「写真の都」の題名通り、かの地で多様な潮流が生まれ、一時代を築いてきたことに
驚かされる」
「写真家たちの写真への模索と挑戦の記録」
「今なお斬新で秀逸」
読売新聞オンライン
竹葉丈 編著
定価 4,180円(本体価格3,800円)
新たな芸術表現を摸索した絵画主義や超現実主義の写真、現実を
透徹した眼差しで捉えたリアリズム写真、公害や戦争を告発する
闘争的写真群など、「運動」を切り口に写真の無限の可能性を探
る画期的一書。
『セルフ授戒で仏教徒』が中外日報3/19付で紹介されました。
中外日報3/19付で『セルフ授戒で仏教徒』が紹介されました。
評者は法相宗大本山興福寺録事・賢聖院住職のザイレ暁映氏。
「生きるための仏教であり、仏教徒の生き方として戒律を捉えているところが本書の魅力」
「戒律は非常に現実的で習うべきところがあり、また破ってしまった場合の懺悔方法についても
示されています。禁止事項ではなく、自分のための優しいアドバイスとして受け止めればよい
のではないでしょうか」
大竹晋 著
定価 3,520円(本体価格3,200円)
これ1冊であなたも本格在家仏教徒! インド仏教には自分ひとりで
在家者の戒を受け保つことを認める学派がある。諸学派の説を比較検
討して実践面にも配慮した本書を使い、今からあなたも優婆塞・優婆夷!
村野藤吾建築設計図展「村野藤吾によるリノベーションの作法」〈6/5(土)まで〉
村野藤吾(1891-1984年)は戦前から戦後にかけて多数の建築作品を遺しました。その多く
が村野の設計で新築されたものでしたが、歴史的建築物や村野自身が設計した建物など、
既存の建物に村野が改修や増築を施した作品も少なくありません。
現存する代表的な作品として、明治末期に竣工した旧東宮御所を改修した迎賓館赤坂離宮
や、昭和初期に竣工した建物に増築や改修を行った高島屋日本橋店、村野が設計した昭和
初期の建物に自ら増築や改修を行った森五商店東京支店(近三ビルヂング)、戦中に竣工
した海軍将校倶楽部を移築、改修した志摩観光ホテル、昭和初期に竣工した建物に村野が
増築、改修した関西大学図書館などが挙げられます。
本展では、村野による改修や増築、移築などを「リノベーション」と捉え、図面やスケッチ、
写真、模型を通じて、その独自の作法に迫ります。村野の知られざる一面に光を当てるこ
とができれば幸いです。(京都工芸繊維大学美術工芸資料館HP)
〈第15回村野藤吾建築設計図展「村野藤吾によるリノベーションの作法」〉
◆会期:2021年3月22日(月)~6月5日(土)
◆会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
TEL.075-724-7924
◆開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
◆休館日:日曜日・祝日
◆入館料:一般200円/大学生150円/高校生以下無料
※京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生は学生証の提示により無料
展覧会詳細ページ
◎展覧会公式書籍
京都工芸繊維大学美術工芸資料館、村野藤吾の設計研究会 編
定価 4,400円(本体価格4,000円)
村野藤吾の作品には歴史的建築物や自作に対する改修・増築を施した
ものが少なくない。それら15件に焦点を当て、改修や増築の手法を解
読し、歴史や過去に対する意識と距離感を読み取る。
『大島渚全映画秘蔵資料集成』記念上映〈~4/23(金)〉
1959年『愛と希望の街』で長編映画監督デビュー。社会性に溢れ権力に対峙する作品が注目を集め、
松竹ヌーヴェルヴァーグの旗手と呼ばれたが、1961年松竹を退社。小山明子、石堂淑朗、田村孟、
渡辺文雄らと独立プロ・創造社を設立し、『絞死刑』『儀式』など多くの傑作を送り出した。1973年、創
造社を解散し国際的な映画製作に乗り出した。その第一弾が『愛のコリーダ』である。その後も『戦場
のメリークリスマス』など国際的大作で高い評価を得るが、病気のため長い間製作中断を余儀なくされ
た。その後、不死鳥のように蘇り『御法度』を完成させたが、無念にもそれが遺作となった。享年80歳。
海外での評価は高く、ベルナルド・ベルトルッチ、アレクサンドル・ソクーロフ、テオ・アンゲロプロス、マー
ティン・スコセッシなど、大島を敬愛する映画監督は多い。ゴダールは『映画史』において大島を取り上
げ、本当のヌーヴェルヴァーグの最初の作品は『青春残酷物語』だと記している。昨年から、PFFでは
長年にわたり応募作品を審査し次世代を応援し続けた功績を称えるため、また世界に挑戦する若い監
督を応援するため「大島渚賞」を設立した。(シネマヴェーラHPより)
『大島渚全映画秘蔵資料集成』記念上映〈オーシマ、モン・アムール〉
◆期間:2021年4月3日(土)~4月23日(金)
◆会場:シネマヴェーラ渋谷
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1‐5 KINOHAUS 4F
TEL.03-3461-7703
◆上映作品:『太陽の墓場(85分/35mm)』
『悦楽(91分/35mm)』
『帰って来たヨッパライ(80分/35mm)』
『少年(97分/35mm)』
『新宿泥棒日記(96分/35mm)』
『夏の妹(96分/35mm)』
『飼育(105分/35mm)』
『絞死刑(117分/35mm)』
『儀式(123分/35mm)』
『KYOTO, MY MOTHER'S PLACE+私のベレット(50分+27分)』
『愛の亡霊(106分/35mm)』
『愛と希望の街+明日の太陽(62分+6分/35mm)』
『青春残酷物語(96分/35mm)』
『日本春歌考(103分/35mm)』
『東京戦争戦後秘話(94分/35mm)』
『御法度(100分/35mm)』
『マックス、モン・アムール(97分/35mm)』
『小さな冒険旅行(57分/35mm)』
『20世紀アワー 大東亜戦争(98分/デジタル)』
『生きている人間旅行(計50分/デジタル)』
『レベル5(110分/デジタル)』
〈オーシマ、モン・アムール〉上映スケジュール
また、大島監督の代表作「戦場のメリークリスマス」(1983)、「愛のコリーダ」(76)がデジタル修復、
公開されます。
今回の上映は、大島の監督作品が2023年に国立機関に収蔵される予定であるため、最後の大規模
ロードショーとして企画されたものです。
こちらは順次全国公開予定です。
映画『戦場のメリークリスマス 4K修復版』&『愛のコリーダ 修復版』公式サイト
『大島渚全映画秘蔵資料集成』(5月末刊行予定)
大島プロダクション 監修/樋口尚文 編著
予価 9,680円(本体価格8,800円)
各所に秘蔵されていた製作時の未公開・新発見資料や写真類など
を集大成し、本人の回想と詳細な解説で贈る大島映画の根本資料。
戦後日本映画史研究に必備の書。
『ティムール以後 上・下』が各媒体で紹介されました。
・図書新聞4/10付
評者は早稲田大学政治経済学術院准教授の小林和夫氏。
「本書の第一の魅力は、600年にも及ぶ長期的時間軸とユーラシア規模の広大な視野のなかで、
現在に至る道筋を一人の歴史家が大胆に論じたという点にある」
「ヨーロッパの優位を論じるにあたって、そお偶然性だけでなく、脆弱な基盤にも目を向けることで、
ヨーロッパ諸帝国の限界を意識しているバランス感覚も高く評価してよいだろう」
図書新聞HP
・世界史研究所 コラム「世界史の眼」No.13
評者は歴史学者で成城大学名誉教授の木畑洋一氏。
「本書は、ユーラシアに展開した諸帝国の力、持続性、柔軟性を強調しながら、それとならぶ形で、
あるいはそれに追いついていく存在としてヨーロッパの帝国を位置づけ、その相対化に成功している」
「著者がユーラシアの一角としての日本にも終始関心を寄せており、各時代における日本の説明に
相当のスペースを割いていることを強調しておきたい」
世界歴史研究所HP
『仏教福祉の考察と未来』が中外日報3/26付で紹介されました。
中外日報3/26付で『仏教福祉の考察と未来』が紹介されました。
「現在は医療や看取りの現場に立つ僧侶も多い。孤独な人々が多い社会で、仏教者はどう行動
すべきかを問い直す」
「なぜ孤独死は発生するのかを議論しながら、人々の死に方と生き方について提言する」
中外日報HP
長谷川匡俊
定価 2,640円(本体価格2,400円)
仏教が社会福祉にはたす、さまざまな役割を提唱する13の論文・
講演・対談を収録。人生の最期である死の迎え方と、看取り方の
心得と作法を紹介。医療福祉としての現代仏教の役割を提言する。
『熊神伝説』が新潟日報3/7付で紹介されました。
新潟日報3/7付で『熊神伝説』が紹介されました。
評者は論説編集委員の高内小百合氏。
「民俗学の見地からクマにまつわる神話や民話、伝統行事、習俗になどについて現地での見聞を
含め幅広く分析、紹介している」
「ユーラシア大陸から日本までクマに関する共通の思想が存在することを雄弁に語っている」
「クマに比べたら人はなんと弱い存在かと謙虚に共存共生してきた歴史が凝縮されている」
赤羽正春
定価 3,740円(本体価格3,400円)
ユーラシア大陸の広大な地域に広がる熊を崇拝し祭る習俗。
そこに共通して見られる思考とは――。遠いシベリアの地と
日本とのあいだに見られる「熊神」の秘密を明らかにする。
第70回「読んでいいとも!ガイブンの輪」豊崎由美さん×坂上陽子さんトークショー〈4/17(土)〉
「読んでいいとも!ガイブンの輪」通称〈よんとも〉は書評家の豊崎由美さんが「笑っていいとも」の
「テレフォンショッキング」方式でゲストをお招きし、素敵な本屋さんを転々として海外文学について
語り合う流浪番組、ではなくトークショーです。とびきりのガイブン"目利キスト"である豊崎さんとゲ
ストが、「これはおもしろい!」「いまが旬!」「読んで損しない!」という一冊をおススメし、魅惑の
翻訳小説ワールドへとみなさんをご案内いたします。
前回ゲストの山本貴光さんのご紹介で、今回は河出書房新社「文藝」編集長の坂上陽子さんを
お招きします。
テーマは〈海外文学×日本文学ーー90年代以降のそのふたつの関係性〉。
※本イベントは配信またはご来店(10名限定)のいずれかでご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
「第70回 「読んでいいとも! ガイブンの輪」
[出演]豊崎由美(ライター、書評家)
坂上陽子(「文藝」編集長)
◆日時:2021年4月17日(土) 15:00~17:00(14:30開場)
◆場所:本屋B&B
〒155-0033 東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
TEL.03-6450-8272
◆入場料:来店参加1500円/配信参加1500円
※いずれも税別
イベント予約はこちらから
イベント詳細ページ
【来店での参加につきまして】
・最大100名まで入る会場で、最大人数10名と絞りゆとりを持って設営しております。
・来店での参加の際にはマスクの着用をお願いしております。
・店頭に消毒用のアルコールをご用意しておりますので入店の際にご協力をお願いいたします。
・ドリンクの提供は中止しております。
・国や都の要請により来店参加を中止させていただく場合がございます。ご了承ください。
・来店チケットをご購入された方も配信でご覧いただけます。当日体調などに不安がある方はこちらをご利用ください。
【配信での参加につきまして】
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください。
・配信はリアルタイムと1週間のアーカイブでお楽しみいただけます。
・視聴は登録制です。
1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。
【キャンセルにつきまして】
・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、ご購入後のお客様都合によるキャンセルは承っておりません。
何卒ご了承ください。
【出演者プロフィール】
豊崎由美(とよざき・ゆみ)
ライター、書評家。「週刊新潮」「中日(東京)新聞」「婦人公論」などで書評を多数掲載。主な著書に
『勝てる読書』(河出書房新社)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』
(本の雑誌社)、『文学賞メッタ斬り!』シリーズ&『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!』(大森望氏
との共著、河出書房新社)、『石原慎太郎を読んでみた 入門版』(栗原裕一郎氏との共著、中公文
庫)、『まるでダメ男じゃん!「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)などがある。
Twitterアカウントは@toyozakishatyou
坂上陽子(さかのうえ・ようこ)
2003年、河出書房新社に入社。営業部を経て2004年より編集部。主に単行本編集を手掛けた後、
2013年からはシリーズ「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」編集部へ異動。2019年1月より季
刊文芸誌「文藝」の編集長を務める。担当書籍に『想像ラジオ』(いとうせいこう)、『民主主義ってな
んだ?』(高橋源一郎×SEALDs)、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本を
すすめまくった1年間のこと』(花田菜々子)、『居た場所』(高山羽根子)、『大阪』(岸政彦・柴崎友香
の共著)など。