舞踊學第43号で『コンテンポラリー・ダンスの現在』が紹介されました。
評者はダンス批評家の武藤大祐氏。
「欠落を補う重要な労作」
「膨大な一次資料、同時代の評論、先行研究を整理し、自身の鑑賞体験などもふまえながら、
20世紀末以降フランスのコンテンポラリーダンスに何が起きたのかを詳細に明らかにして
おり、ようやく事実関係を手軽に確認できるようになった」
「フランスで独特の展開を見せた舞踊史についての、内在的アプローチによる記述に固く照準
している」
「日本や他国の舞踊史を考える上でも、さらに有益な参照項となるのではないだろうか」
舞踊学会HP
越智雄磨
定価 4,400円(本体価格4,000円)
大きな議論を生んだ「ノン・ダンス」という概念の出現。「作者のダンス」
から「作者の死」後のダンスへと移行するダイナミックな運動を記述し
変容するコンテンポラリー・ダンスの現在を明らかにする。