2021年2月
2021年2月情報一覧です。
【店舗情報2/26追加!!】山尾悠子最新刊『山の人魚と虚ろの王』刊行記念 購入者応募特典フェア
泉鏡花賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞の三冠に輝いた山尾悠子。
その最新刊『山の人魚と虚ろの王』の刊行を記念して、購入者応募特典フェアを開催中です。
※応募券入りの既刊はフェア開催店舗でのみお取り扱いしております。
※『山の人魚と虚ろの王』(初版)は全在庫が応募券付きとなります。
フェア詳細ページ
【フェア開催店舗】
※開催店舗は順次追加されます。
紀伊國屋書店新宿本店2階
ブックファースト新宿店Dゾーン
MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店
ジュンク堂書店池袋本店
三省堂書店池袋本店
ジュンク堂書店吉祥寺店
銀座蔦屋書店
誠品生活日本橋
八木書店
書泉ブックタワー8階
くまざわ書店武蔵小金井北口店
くまざわ書店桜ヶ丘店
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店
紀伊國屋書店札幌本店
ジュンク堂書店旭川店
喜久屋書店小樽店
函館蔦屋書店
ジュンク堂書店秋田店
こまつ書店鈴川店
うさぎや栃木店
戸田書店高崎店
紀伊國屋書店横浜店
ジュンク堂書店藤沢店 ★New 2/26追加
丸善津田沼店
ブックファーストルミネ川越店
丸善丸広飯能店
谷島屋浜松本店
丸善名古屋本店
正文館書店知立八ツ田店
知遊堂亀貝店
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
ジュンク堂書店西宮店
ジュンク堂書店天満橋店
ジュンク堂書店難波店
ジュンク堂書店高槻店
大垣書店イオンモールKYOTO店
大垣書店亀岡店
古本と珈琲モジカ ★New 2/26追加
ジュンク堂書店明石店
旭屋書店イオンモール奈良登美ヶ丘店
丸善広島店
ジュンク堂書店松山店
ジュンク堂書店大分店
ジュンク堂書店鹿児島店
福岡金文堂行橋店
『思い出のスケッチブック』が各紙で紹介されました。
2/13東奥日報、2/14宮崎日日新聞、新潟日報、神戸新聞、愛媛新聞、上毛新聞、熊本日日新聞、岩手日報、
徳島新聞、2/20信濃毎日新聞、沖縄タイムス、2/21長崎新聞、佐賀新聞
評者は詩人の森山恵氏。
「眺めているだけで懐かしく温かな気持ちが湧いてくる」
「どのページにも、新しい事物と出逢っていく彼の子供らしい興奮と喜びと恐れが満ちている」
「ここに記されているのは、人生の大きな悲しみを知る前の短くも幸福な、それゆえに一層輝かしい時間」
「人物や情景を捉える鋭くもユーモラスな視線は、この本のイラストと文章にも遺憾なく発揮されている」
E・H・シェパード/永島憲江 訳
定価 2,860円(本体価格2,600円)
ヴィクトリア朝のロンドンで少年時代を送った『クマのプーさん』の挿絵画家が、
当時の街並みやできごと、まわりの人々を、美しいイラストとともに綴った自伝
エッセイ。
『コンテンポラリー・ダンスの現在』が舞踊學第43号で紹介されました。
舞踊學第43号で『コンテンポラリー・ダンスの現在』が紹介されました。
評者はダンス批評家の武藤大祐氏。
「欠落を補う重要な労作」
「膨大な一次資料、同時代の評論、先行研究を整理し、自身の鑑賞体験などもふまえながら、
20世紀末以降フランスのコンテンポラリーダンスに何が起きたのかを詳細に明らかにして
おり、ようやく事実関係を手軽に確認できるようになった」
「フランスで独特の展開を見せた舞踊史についての、内在的アプローチによる記述に固く照準
している」
「日本や他国の舞踊史を考える上でも、さらに有益な参照項となるのではないだろうか」
舞踊学会HP
越智雄磨
定価 4,400円(本体価格4,000円)
大きな議論を生んだ「ノン・ダンス」という概念の出現。「作者のダンス」
から「作者の死」後のダンスへと移行するダイナミックな運動を記述し
変容するコンテンポラリー・ダンスの現在を明らかにする。
山尾悠子最新刊『山の人魚と虚ろの王』刊行記念 購入者応募特典フェア
泉鏡花賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞の三冠に輝いた山尾悠子。
その最新刊『山の人魚と虚ろの王』の刊行を記念して、購入者応募特典フェアを開催いたします。
山尾悠子新作『山の人魚と虚ろの王』、またこれまでに国書刊行会で刊行した著作『歪み真珠』、『ラピスラズリ』、
『山尾悠子作品集成』、翻訳書『白い果実』(ジェフリー・フォード原作)を購読された方々に、抽選またはもれなく
山尾悠子直筆サイン入り特製栞とポストカードセットを無料で差し上げます
【対象書籍】
※他社刊行の書籍は対象外となります。
【特典内容】
直筆サイン入り特製栞&山尾悠子選定による幻想絵画ポストカード2枚セット
ポストカードは全5種類からランダムに2枚を封入。山尾悠子による選定コメント入り。
※サインは栞に入ります。 ※ポストカードの絵柄はお選びいただけません。
【応募方法】
『山の人魚と虚ろの王』(初版のみ対象)、『歪み真珠』、『ラピスラズリ』、『山尾悠子作品集成』、『白い果実』の
各巻の帯(表4そで)に刷り込まれている応募券を切り取り、郵便はがきに貼り「国書刊行会 営業部 山尾悠子
係」へお送り下さい。
応募券1枚の場合は抽選、2枚の場合はもれなく特典をお届けいたします。
【応募〆切】
応募締切は『山の人魚と虚ろの王』(初版)刊行2か月後とします。
応募締切後、1か月以内にお届けいたします。
★フェア開催店舗、詳細はこちらから ※随時更新予定
『山の人魚と虚ろの王』 〈2月25日刊行〉
山尾悠子 著
定価 2,640円(本体価格2,400円)
風変わりな若い妻を迎えた男。 秋の新婚の旅は〈夜の宮殿〉
その他の街を経て、機械の山へ。 圧倒的なイメジャリーに満
ちた驚異と蠱惑の旅のものがたり。
『知られざる台湾語文学の足跡』が静岡新聞2/7付で紹介されました。
静岡新聞2/7付で『知られざる台湾語文学の足跡』が紹介されました。
評者は作家の東山彰良氏。
「母語が奪われるということはすなわち文化が奪われることであり、行き着くところは支配者への
精神的隷属だろう」
「本書は母語を守ろうとした人々の記録でもある」
『思い出のスケッチブック』が各紙で紹介されました。
2/14山形新聞、2/7秋田魁新報、南日本新聞、2/6福島民友、北日本新聞
評者は詩人の森山恵氏。
「眺めているだけで懐かしく温かな気持ちが湧いてくる」
「どのページにも、新しい事物と出逢っていく彼の子供らしい興奮と喜びと恐れが満ちている」
「ここに記されているのは、人生の大きな悲しみを知る前の短くも幸福な、それゆえに一層輝かしい時間」
「人物や情景を捉える鋭くもユーモラスな視線は、この本のイラストと文章にも遺憾なく発揮されている」
E・H・シェパード/永島憲江 訳
定価 2,860円(本体価格2,600円)
ヴィクトリア朝のロンドンで少年時代を送った『クマのプーさん』の挿絵画家が、
当時の街並みやできごと、まわりの人々を、美しいイラストとともに綴った自伝
エッセイ。
第七回日本翻訳大賞の二次選考対象作品に『言葉の守り人』が選出されました。
第七回日本翻訳大賞の二次選考対象作品に『言葉の守り人』が選出されました。
推薦いただいた皆様、誠にありがとうございました。
最終選考の対象となる5作品は、3月下旬に決定予定です。
日本翻訳大賞 公式HP
日本翻訳大賞とは......
12月1日~翌年の12月末までの13ヶ月間に発表された翻訳作品中、最も賞讃したいものに贈る賞。
一般読者の支援を受けて運営し、選考にも読者の参加を仰ぐ。
第七回の選考委員は岸本佐知子・斎藤真理子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂。
第六回からゲスト審査員として斎藤真理子が加わった。
【選考過程】
・1次選考
ウェブ上で一般読者の推薦を仰ぐ。推薦希望者は、専用フォームを使って投票する。
1人1冊の推薦が可能。これにより、上位10冊を選出。加えて、選考委員それぞれが
無記名で1冊ずつ推薦本をあげて6冊を選出。合計16冊を2次選考へ。
・2次選考
1次選考で選ばれた16冊を、 選考委員が吟味のうえ投票し、5冊にしぼる。
・最終選考
5作品を全員で討議のうえ、大賞を決定する。大賞は1作品(または2作品)。受賞作なしもあり得る
ホルヘ・ミゲル・ココム・ペッチ/エンリケ・トラルバ 画/吉田栄人 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
「ぼく」は《言葉の守り人》になるために、おじいさんとともに夜の森へ修行に
出かける。不思議な鳥たちとの邂逅、風の精霊の召喚儀式、蛇神の夢と幻
影の試練......神話の森を舞台に少年が受ける通過儀礼と成長を描いた、呪
術的マヤ・ファンタジー。
『里山風土記 山野草編』が各紙で紹介されました。
・読売新聞栃木県版2/7付
著者高久育男氏のインタビューを中心に紹介。
「350種類以上の野草が写真付きで紹介」
「「光も風も通らないほど茂り、不気味だった」という里山を再生するため40歳で地元に帰った」
「今後は里山を学びの場として活用してもらいたい」
・福島民友12/26付
「里山で日々出合った山野草300種以上が記された実録記」
「花の色や姿、薬効などが、小さなドラマのように書かれている」
「まさに里山歳時記」
高久育男
定価 3,630円(本体価格3,300円)
伸び放題の蔓草、行く手を塞ぐ竹と笹、打ち捨てられたゴミ。時代と
ともに荒れ果てた「里山」を整備する孤軍奮闘の日々で見えてきた、
失われた日本の原風景と「山野草」の小宇宙をカラー写真とともに綴る。
『アラバスターの手』が毎日新聞2/6付で紹介されました。
毎日新聞2/6付で『アラバスターの手』が紹介されました。
評者はアメリカ文学者の若島正氏。
「全14篇の短編は、どれも奇怪な出来事が起こり、その原因となるいにしえの故事が語られるという
パターンに則っていて、その意味で好古家の怪談なのである」
「怪談集はこれ一冊しか遺していないマイナー作家だといいう点も、実に好ましい」
「好古家の怪談は、さしずめ「いつの時代にも古い」と言えるだろうか」
毎日新聞HP
A・N・L・マンビー/羽田詩津子 訳/紀田順一郎 解説
定価 2,970円(本体価格2,700円)
不気味な古書店主、呪われた聖書台、年代物の時禱書に隠された秘密、
魔術書の怪......ケンブリッジ大学図書館フェロー、英国書誌学会長を務めた
作家マンビーによる、全14篇の比類なき書物愛に満ちた異色の古書怪談集!
『水の迷宮』が朝日新聞2/6付で紹介されました。
朝日新聞2/6付で『水の迷宮』が紹介されました。
評者は朝日新聞文化くらし報道部記者の福田宏樹氏。
「ありそうでなかった種村季弘の泉鏡花論集」
「『高野聖』や『草迷宮』『春昼』『春昼後刻』といった絶品にも触れながら、妖怪亡霊、母性思慕、ドッ
ペルゲンゲルと総覧して鏡花文学を鮮やかに読み解く」
「鏡花作品の奥深さを教えられると同時に、鏡花論の高峰が、著者の残した広範かつ膨大な仕事に
あってはごく一部でしかないことにも震撼する」
朝日新聞DIGITAL
種村季弘
定価 4,950円(本体価格4,500円)
泉鏡花賞作家の種村季弘が30有余年にわたって書いた、我が国最高
の幻想文学作家・泉鏡花を論じる力作評論、エッセー、講演録16編を
集大成。約半分が今回はじめて単行本に収録される作品。
『ファシズムへの偏流』が朝日新聞2/6付で紹介されました。
朝日新聞2/6付で『ファシズムへの偏流』が紹介されました。
評者は京都大学人文科学研究所准教授の藤原辰史氏。
「共産党の市長から一転、ファシストに転向を遂げたカリスマ政治家の驚愕の伝記」
「まるで歴史長編小説のような読み応え」
「転向左翼がファシズムに流れる事例は日独伊ともに多々あったが、そんな時代のうねりが
ドリオを通じてリアルに伝わってくる」
朝日新聞DIGITAL 好書好日
「公開70周年記念 映画『羅生門』」展〈2/6(土)~3/14(日)〉
黒澤明の名作『羅生門』の世界に浸る!
ヴェネチア国際映画祭での金獅子賞受賞などにより黒澤明の名を世界に知らしめた、
日本映画史上の傑作『羅生門』。劇場公開から70年、監督生誕110年を記念し、作
品の魅力を様々な視点で伝える。また、作品が制作された大映京都撮影所の歴史に
ついても取り上げる。
◆会場:京都文化博物館 2階総合展示室
〒604-8183 京都市中京区三条高倉
TEL.075-222-0888
・地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅から徒歩3分
◆会期:2021年2月6日(土)~3月14日(日)
◆開館時間:10:00~19:30(入場は30分前まで)
◆休館日:月曜(祝日は開館、翌日休館)
◆観覧料:一般500円/大学生400円/高校生以下無料
☆展覧会図録
国立映画アーカイブ・映像産業振興機構 監修
定価 2,640円(本体価格2,400円)
日本映画の水準の高さを世界に知らしめた傑作『羅生門』。
企画から撮影、宣伝公開、世界展開にいたるまで色褪せる
ことのないその魅力を多角的に徹底解剖。
〈「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―〉展開催〈2/6(土)~3/28(日)〉
近代名古屋の写真表現は、1920年代に日本のピクトリアリズム(絵画主義的写真)を
けん引した〈愛友写真倶楽部〉に始まります。伊良湖岬や日本アルプス等、海と山に
近く、撮影地に恵まれた当地の写真家たちは、風景写真の新たな境地を開拓しました。
当初、"旦那衆"の道楽として興った写真の趣味は、やがて広くアマチュアに拡がり、
1930年代半ばには名古屋独自のアマチュア向け月刊写真雑誌が創刊され、同誌を
背景として「前衛写真」と呼ばれた名古屋発信の表現が全国を席巻しました。戦後、
シュルレアリスム(超現実主義)表現が復活すると、敗戦後の社会生活を凝視するリ
アリズム運動と" 鎬を削り" ました。その後、写真家・東松照明の登場と彼によって〈中
部学生写真連盟〉が組織されると、若い感性が独自の表現を模索しますが、その一部
はやがて学生運動へと収斂されて行きました。
本展覧会は、名古屋の写真表現の展開を連続する " 運動体"として捉え、時代のなか
で、思潮を反映しながら展開したその軌跡を、作品と資料によって辿ります。
(名古屋市美術館HPより)
◆会期:2021年2月6日(土)~3月28日(日)
◆会場:名古屋市美術館
〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
TEL. 052-212-0001
◆開館時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
◆休館日:毎週月曜日
◆観覧料:一般1,200円/高大生800円/中学生以下 無料
展覧会詳細ページ
☆展覧会公式カタログ
竹葉丈 編著
定価4,180円(本体価格3,800円)
写真に何ができるか――
さまざまな芸術思潮の実験場となり、歴史と並走してきた写真の歩みを、
日本でも有数の「写真の都」であった名古屋を中心に、「運動」という切り
口でとらえた画期の書!
『アランの戦争』が日本経済新聞2/3付で紹介されました。
日本経済新聞2/3付夕刊で『アランの戦争』が紹介されました。
評者はフランス語翻訳家の原正人氏。
「1990年代以降の新しいBDの中でも極上の作品」
「第2次世界大戦で兵士として偶然ヨーロッパに渡り、その文化にとりつかれたアラン・イングラム・
コープの数奇な運命が、彼の人柄の良さを反映した魅惑的な語り口で語られていく」
「何者でもない一般人の慎ましやかな、それでいて崇高な生涯が、読む者の心を揺さぶる」
日本経済新聞
エマニュエル・ギベール/野田謙介 訳
定価 2,750円(本体価格2,500円)
戦争という普通でない状態のなかに普通の日常を見つめ
続けるアランの回想模様。記憶のフィルムを映像化する
ように描いた自叙伝バンドデシネ作品の傑作。
『近現代日本の民間精神療法』オンライン書評会開催〈2/28(日)〉
『近現代日本の民間精神療法』オンライン書評会が、研究会「戦後のオカルト流行と『日本神学』」の
プログラムのひとつとして開催されます。
著者の栗田英彦氏、塚田穂高氏、吉永進一氏、ヤニス・ガイタニディス氏も登壇されます。
参加無料ですので、本書を読まれた方はもちろん、未読の方も購入検討のご参考として是非ご参加ください。
〈研究会「戦後のオカルト流行と『日本神学』」〉
◆日時:2月28日(日) 13:00~16:00
◆参加方法:オンライン開催(Zoom)
※要事前申し込み
※参加無料
参加をご希望される方は、2月26日(金)までに下記フォームよりお申し込みください。
アクセスするためのURLは、2月27日(土)にメールでお知らせします。
お申込みフォーム https://forms.gle/uMN2hbxJjbVDtpSz5
[プログラム]
13:00~13:10 趣旨説明 吉永進一(龍谷大学)
13:10~14:10 ラウンドテーブル『近現代日本の民間精神療法』書評会
テーマ「民間精神療法と戦後オカルト」
登壇者:大道晴香(國學院大學)、ヤニス・ガイタニディス、栗田英彦、塚田穂高、吉永進一
14:40~15:05 ヤニス・ガイタニディス(千葉大学)
「藤井岐彦の神霊文化と科学」
15:05~15:30 栗田英彦(佛教大学)
「日本神学連盟と関口野薔薇」
15:30~16:00 質疑応答
司会:塚田穂高(上越教育大学)
主催:
科研「神智学運動の戦後:日本におけるオカルティズムの展開と神智学」(代表:吉永進一)
科研「近代仏教と民間精神療法:プラクティスの近代化とグローバル化」(代表:栗田英彦)
科研「日本宗教史像の再構築:アーカイブと研究者ネットワーク整備による基盤形成」(代表:菊地暁)
栗田英彦/塚田穂高/吉永進一 編
定価 4,400円(本体価格4,000円)
霊術・精神療法は、明治以降に流入したエネルギー概念や心身技法と
伝統的宗教技法が融合して生み出された〈近代化された呪術〉。その
技法と思想の系譜をグローバルな視点からひも解くオカルトヒストリー。
『サンソン回想録』が各紙で紹介されました。
・1/29付週刊読書人
評者は武蔵大学名誉教授の私市保彦氏。
「『回想録』と銘打っているとはいえ、多くの部分はバルザックの創作ではないかとも推測されている」
「法学部で学んだ法律家としての眼力を持ち、社会の矛盾のドラマを描きはじめることになるいかに
もバルザックらしい分析」
「バルザックの小説に垣間見せる「恐怖」の美学の原点がこの『回想録』にあることを思い知らされる」
・1/24付中国新聞、河北新報、1/10付神奈川新聞、山形新聞、岐阜新聞、静岡新聞、長崎新聞、南日本新聞、
1/9付山陰中央新報、1/3琉球新報、12/27大分合同新聞、上毛新聞、愛媛新聞、徳島新聞
評者は作家の小野正嗣氏。
「特権的でありながら呪われた職業にまつわるさまざまな逸話を語る」
「読んでいて飽きないのは、この回想録を描いたのが19世紀フランスの文豪バルザックだからか」
「死刑執行人制度について徹底的に調査し、実在の人物、サンソンになりきって語る。(中略)
映像が目に浮かび、場にふさわしい効果音と音楽が聞こえてきそうな描写は、俗っぽさと崇高
さが混在し、まさにバルザック!」
『ウィトゲンシュタインの愛人』がクロワッサン2/10号で紹介されました。
クロワッサン2/10号で『ウィトゲンシュタインの愛人』が紹介されました。
評者は書評家の瀧井朝世氏。
「たった一人になって他者との間に生じる自意識から解放され、未来を計画する必要も
なくなった時、こんな風に思索は広がるのだろうか」
「考え続け、書き留め続けずにはいられない人間の本能的な欲求というものについて、
思いをはせることとなった」
デイヴィッド・マークソン/木原善彦 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
地上最後の一人の女性が、海辺の家で暮らしながら、終末世界の
「非日常的な日常」をタイプライターで書き綴る......息をのむほど
美しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。推薦=柴田元幸・若島正。
『ティムール以後 上・下』が日本経済新聞1/30付で紹介されました。
日本経済新聞1/30付で『ティムール以後 上・下』が紹介されました。
評者は立命館大学教授の山下範久氏。
「本書は、ユーラシア大陸全体を統一された帝国に収めようとする企ての最後にティムールを位置づ
ける。「ティムール以後」とは、そうした企てが失われた後の世界、つまり多様な帝国の併存を前提と
する世界の歴史を指している」
「「ティムール以後」の世界に盛衰した帝国は、ユーラシア世界の様々な社会にそれぞれのかたちで、
良くも悪くも近代化に逆らう粘性を遺しており、私たちは今もなおその粘性の土壌から決して完全に
自由にはなっていない」
「グローバル化が曲がり角に差し掛かったように見えるいま、本書が示す歴史的想像力が読者に与
える示唆は小さくないだろう」
日本経済新聞DIGITAL
ジョン・ダーウィン/秋田茂・川村朋貴・中村武司・宗村敦子・山口育人 訳
上 定価 3,960円(本体価格3,600円)/下 定価 3,740円(本体価格3,400円)
グローバルヒストリー研究の第一人者が、西洋中心主義とは異なる視座で
世界史を叙述し、その行方をも展望した、「グローバル化」時代の必読書。
2008年ウルフソン歴史賞受賞作。
『怪異の表象空間』が名古屋大学国語国文学113号で紹介されました。
学会誌「名古屋大学国語国文学」113号で『怪異の表象空間』が紹介されました。
評者は椙山女学園大学准教授の広瀬正浩氏。
「サブカルチャー的なものに対する素朴な興味も共有しつつ、それらを「非科学的」「非現実的」
「妄想的」そして「サブカルチャー的」などと周縁的なものとしてきた人々の認識の枠組みを
「近代」の問題として引き受けるもの」
「怪異が自己認識や他者認識の問題であるならば、科学的な言説の境界にそれが存在している
か否かにかかわらず、あるいはいわゆる「霊感」が強いか否かにかかわらず、あらゆる人々に
とって当事者意識を持ちうる問題となる」
名古屋大学学術機関リポジトリ