・図書新聞2/6付
評者は作家、翻訳家の北原尚彦氏。
「地上の民話的なものから壮大な宇宙神話まで、スケールは幅広い」
「全部で二十九篇を収録しているが、「東と西」「故郷へ」「物語の彼方」「天井の音楽」「神と人」という
具合に、テーマ別に五つのセクションに分類されている親切設計。(中略)ケネス・モリスの全体像を
鳥瞰できるようにバランスよく作品がとられており、いたれりつくせりである」
・ナイトランド・クォータリー23号
評者は本書の訳者でもある中野善夫氏。
「バッハの曲はどれも宇宙を構築しているような緻密な構造が安心と陶酔を等しく与えてくれるのだが、
それは霊的な力を高めて上の領域へと昇る志向と相性がいいように思える」
「すでに『ダフォディルの花』を読んでくださった方はぜひバッハを聴きながらもう一度読んでみていただ
きたい。そしてまだの方々もバッハを聴きながらぜひ!」
ナイトランド・クォータリーvol.23