・クロワッサン11/10号
評者はライターの瀧井朝世氏。
「「創作」として掌編がぎっしり詰まっているのだが、これが奇抜な発想炸裂で、文体も軽快、オチも
用意されてかなり笑えて時に結構お下品」
「かと思えば、評論的な「ワインディング・ノート」や書下ろし小説「虫麻呂雑記」では淀みのない
語りと描写、そして引用の世界に誘われる」
「とにかく「乗代雄介ってなんかとんでもない」と思わせる、著者のエッセンスが存分に感じられる」
・工場管理11月号
「才気溢れる作品集」
「冒頭から舞台設定の独創性、微妙な機微をすくい上げる描写力に翻弄される」
「想像力の打ち上げ花火のようなショートストーリーの奔流」
「創作と過去と現実の間を自由に行き来する独自の創造性をじっくり味わいたい」