朝日新聞10/3付で『ウィトゲンシュタインの愛人』が紹介されました。
評者は作家、クリエーターのいとうせいこう氏。
「何もない中で、絵画やギリシャ神話、クラシック音楽などの細かい知識が披歴され、その度に
確かさが崩れていく。それは実に気持ちのいい虚無だ」
「いつまでも読んでいられる非物語は、鬱々とした日常を静かに活気づける」
朝日新聞 好書好日
デイヴィッド・マークソン/木原善彦 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
地上最後の一人の女性が、海辺の家で暮らしながら、終末世界の
「非日常的な日常」をタイプライターで書き綴る......息をのむほど美
しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。推薦=柴田元幸・若島正。