ミステリマガジン11月号で『ウィトゲンシュタインの愛人』『ラスト・ストーリーズ』が紹介されました。
いずれも評者は書評家の若林踏氏。
「「語ること」の本質を探り出すのが本作のテーマ」
「断片を拾っていくような感覚で読む小説」
「終盤にはミステリの興趣も織り込まれている」
(『ウィトゲンシュタインの愛人』)
「日常に潜む、ちょっとした屈折を描いていて印象深い」
「「ミセス・クラスソープ」は、三つの異なる語りが混在し、最後にその繋がりが判明するという、紛れ
もないミステリの趣向を持った一篇」
(『ラスト・ストーリーズ』)
デイヴィッド・マークソン/木原善彦 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
地上最後の一人の女性が、海辺の家で暮らしながら、終末世界の
「非日常的な日常」をタイプライターで書き綴る......息をのむほど
美しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。推薦=柴田元幸・若島正。