読売新聞9/14付夕刊で『ウィトゲンシュタインの愛人』が紹介されました。
評者は東京大学准教授の武田将明氏。
「有史以来人は出来事を記録し続け、そこから文学も生じた。『ウィトゲンシュタインの愛人』はそんな文学の終焉を描く」
「歴史が終わった世界でも、人が拠り所にするのは記憶である」
デイヴィッド・マークソン/木原善彦 訳
定価 2,640円(本体価格2,400円)
地上最後の一人の女性が、海辺の家で暮らしながら、終末世界の
「非日常的な日常」をタイプライターで書き綴る......息をのむほど
美しい〈アメリカ実験小説の最高到達点〉。推薦=柴田元幸・若島正。