・中日・東京新聞8/16付
評者は作家の山本賢藏氏。
「瑞々しい語り口が読者の五感を開き、詩的な森の冒険へと誘ってくれる」
「祖父の言葉を通し、スペイン人に世征服後、苦渋の歴史を経た先住民の誇りと、太古からの
叡智が、今を生き延びる知恵として蘇る」
・山形新聞8/9付
評者は共同通信記者の鈴木沙巴良氏。
「アニミズム的な色彩が強くにじみでていて、独特の魅力がある」
「言葉は平易ながら、五感に訴える豊かな描写が印象に残る」
「今を生きる「言葉の守り人」が、過去から引き継がれてきたマヤの「お話」を、近代的な文学の形式
で語りなおした記録と読むことができる。どのように世界観を語り継ぐかの試みでもあるだろう」