黒澤明』が紹介されました。
評者は映画評論家の小野寺系氏。
「「これが黒澤映画のポスター!?」と思うような、奇抜なデザインや、日本人が思いも
しなかった解釈で作品のイメージを描いたものなど、眺めるだけでも楽しいポスター
画像が並んでいる」
「1959年に改めて西ドイツでハンス・ヒルマンによって制作されたポスターは、モノクロ
映画の印象を活かしながら、映画から与えられる人間への不信や躍動感、そして苦
痛や戦いのシーンの断片がアーティスティックに表現され、『羅生門』海外ポスターの
決定版といえるものになっている」
「黒澤映画が与えたインスピレーションや、アーティストたちの独自性が色濃く反映され
たポスターを通して、世界とつながったダイナミックな文化の流れを感じることができる。
われわれはそこで新たな黒澤明を発見し、同時に世界を発見するのである」
リアルサウンド ブック
https://realsound.jp/book/2020/05/post-547192.html
国立映画アーカイブ 監修
定価 2,860円(本体価格2,600円)
『羅生門』が金獅子賞を受賞して以来、世界の映画界を席巻
してきた《クロサワ》。世界30か国で制作された、貴重な黒
澤映画公開時の海外版ポスター82点をオールカラーで集大成!