週刊読書人9/20付で『祖国と詩 W・B・イエイツ』が紹介されました。
評者は佐賀大学教育学部教授の木原誠氏。
「長い伝統を有する日本のイェイツ研究、そこに空いた穴を埋める本書の価値は高い」
「七千通にもおよぶイェイツの友人、恋人、愛人、妻、親族、交流のあった人たちに宛てた『手紙』と往復書簡を
素材にして、彼が生きた時代との関係性の中で立体的に一つの像を織り上げていく。(中略)読者は、さながら
激動の時代を画す様々な出来事の映像を背景に、本人と知人たちの証言を軸に展開されるある歴史的人物
の一級ドキュメント映画を観ているような感慨に浸るはずだ」
杉山寿美子 著
定価 5,184円(本体価格4,800円)
20世紀の英語圏で最も偉大と評価される詩人、W・B・イェイツ。
アイルランドの歴史の最も重要な一時代を生き、祖国の変貌する
姿をうたい続けた詩人の驚異的人生を一冊に収めた本邦初の本
格的伝記。