図書新聞8/31付で『ショーペンハウアーとともに』が紹介されました。
評者は専修大学文学部教授の貫 成人氏。
「本書の隅々に、幸福論とは相性が悪いとされるショーペンハウアーの哲学体系にひそむ幸福へ
の回路が示唆されている」
「ショーペンハウアーの哲学本体を完結に押さえ、その上で「幸福」について論じている。(中略)
しかもそれによって同時に、厭世主義とされる哲学者の意外なオプティミズムもあぶりだされた」
「芸術論におけるショーペンハウアーの位置づけを書き換える糸口も本書は与えてくれる」
ミシェル・ウエルベック 著
アガト・ノヴァック=ルシュヴァリエ 序文/澤田直 訳
定価 2,484円(本体価格2,300円)
《世界が変わる哲学》がここにある! 現代フランスを代表する
作家ウエルベックが、19世紀ドイツを代表する哲学者ショーペ
ンハウアーの「元気が出る悲観主義」の精髄をみずから詳解。
その思想の最奥に迫る!