図書新聞8/17付で『愛なんてセックスの書き間違い』が紹介されました。
評者は作家の倉数茂氏。
「セックス、暴力、そして孤独、エリスンはこれらの主題をパルプ・フィクションから受け継いだ。
というより、ジャンル小説を書くことを通して、それらが自分にとって本質的なテーマであること
をつかんだのだろう」
「小器用な若手作家が書き飛ばしただけの作品、あるいは本当のヴォイスを見つける前の習作
と考えたら大間違いだ。(中略)エリスンはすでにエリスンらしく、エネルギッシュで饒舌だ。それ
は同時代の黎明期のロックンロールにも似て、荒々しく、自由奔放で、欲求不満を抱えており、
バイオレントで、黒い」
ハーラン・エリスン/若島正・渡辺佐智江 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
カリスマSF作家エリスンはSF以外の小説も凄い!初期の非SF作品
を精選、日本オリジナル編集・全篇初訳でおくる暴力とセックスと愛と
ジャズと狂気と孤独と快楽にあふれたエリスン・ワンダーランド。