ちょっと心がくすぐられる、生命感あふれる有機的なフォルムの作風で知られる高橋秀は広島県
福山市で生まれ、1961年に安井賞を受賞しました。 藤田桜は東京に生まれ、現在の大妻女子
大学を卒業後、少女雑誌『ひまわり』の編集者として若き日を過ごしました。やがて、ふたりは出
会い、1958年に結婚します。新居を世田谷・弦巻に定め新生活をスタートさせましたが、1960年
代のはじめには日本を離れ、ふたりはイタリアにわたり2004年までの41年間、ローマを暮らしと
制作の拠点としました。 高橋は現代美術作家としてヨーロッパ各地、そして日本でも作品を発表
し、藤田は布貼り絵という独特な表現で、子どもむけ図書の表紙絵や絵本の制作を重ねました。
現在、ふたりは岡山県倉敷市にアトリエを構え、互いに90歳前後となってもなお、 それぞれに作
品の制作を続けています。本展では、この素敵なふたりの歩みと、その創作の軌跡を最近作も
交えてご紹介いたします。 (世田谷美術館HP)
◆会場:世田谷美術館 1階展示室
〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
TEL.03-3415-6011
◆会期:2019年7月6日(土)~9月1日(日)
◆開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
◆休館日:毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
※7月15日(月・祝)は開館、翌7月16日(火)は休館。
8月12日(月・振替休日)は開館、翌8月13日(火)は休館。
◆観覧料:一般 1000円/65歳以上 800円/大高生 800円/中小生 500円
展覧会公式ページ
※以降、倉敷市立美術館、伊丹市立美術館、北九州市立美術館巡回予定
◎展覧会公式図録◎
高橋秀・藤田桜 画
定価 2,592円(本体価格2,400円)
生命感溢れるフォルムの作風で知られる高橋秀と、布貼り絵という
独特な表現で、子供向け図書の表紙絵や、絵本の制作を重ねる
藤田桜。ふたりが生み出した豊かな作品たちを、その歩みとともに
紹介する。