週刊読書人4/12付で『カルデロンの劇芸術』が紹介されました。
評者は大阪大学大学院准教授の岡本淳子氏。
「驚くのは膨大な先行研究に基づく佐竹氏の学殖である。(中略)佐竹氏は数多くの文献に当たり、
根拠となる出典を明らかにしているため、その議論は推測の域を出ないにしても読者に不信感を
与えない」
「多様な作品を分析対象とし、さらに豊かなカルデロンの劇世界を見せてくれる」
佐竹謙一 著
定価 4,104円(本体価格3,800円)
シェイクスピアを凌駕するほどの技法を披露し、17世紀のバロック
演劇に華をそえたカルデロン。聖と俗の劇世界を洗練された筆致
で描出し、百花繚乱の劇空間を創出したその劇芸術の神髄に迫る!