文藝2019年夏号で『JR』が紹介されました。
評者は本書の装幀を担当してくださったデザイナーの水戸部功氏。
「会話に説明的な言葉はないのだけれど、テンポ良く、言葉のチョイスがとても親しみ易く面白い」
「笑える痛快な物語がいつまで続くともわからないのだから本好きにとってこんなに幸せなことは
ないのではないだろうか」
「装幀としては、JRファミリーカンパニーのロゴマークを作成し、エントロピーの増大のごとく無秩
序に拡散する図形の中心に据えるというもの。JR社の清張を表わすのと同時に混沌とした当時
の情勢を表わすことができればという考えだ」
ウィリアム・ギャディス/木原善彦 訳
定価 8,640円(本体価格8,000円)
11歳の少年JRが巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、
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