週刊読書人3/22付で『JR』が紹介されました。
評者は文芸評論家の杉江松恋氏。
「まるで絵巻物のよう」
「読むというより読者は、本の中に滞在するために本書を開くのだ。大部の小説なのに、まったく
飽きずに読み通すことができるのは、眺望の変化が楽しいからだろう」
「社会の金融資本主義化が進展した現在のほうが身につまされる内容であろうし、他に類例の
ない叙述形式や小説構造を持つなど、価値の決して古びない小説」
ウィリアム・ギャディス/木原善彦 訳
定価 8,640円(本体価格8,000円)
11歳の少年JRが巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、
世界経済に大波乱を巻き起こす――!? 殊能将之熱讃の、世界文
学史上の超弩級最高傑作×爆笑必至の金融ブラックコメディ登場!