SFマガジン4月号で『JR』が紹介されました。
評者はSF研究者、文藝評論家の牧眞司氏。
「さまざまに交錯する人間関係や、ビジネスや金融の利害関係が、ほとんど状況の説明がないまま、
会話主体で展開されていく」
「局所的なちぐはぐなやりとりと、行間すらない急峻な場面転換に放浪されながらも、読者は世界の
全体像を想像して読み進めねばならない」
「巨大な文学的ジグソーパズル」
ウィリアム・ギャディス/木原善彦 訳
定価 8,640円(本体価格8,000円)
11歳の少年JRが巨大コングロマリットを立ち上げて株式市場に参入、世界
経済に大波乱を巻き起こす――!? 殊能将之熱讃の、世界文学史上の
超弩級最高傑作×爆笑必至の金融ブラックコメディがついに登場!