図書新聞2/23付で『エイリア綺譚集』が紹介されました。
評者は作家、中華SF研究家の立原透耶氏。
「どれもが珠玉、という言葉が相応しい短篇集」
「語彙の一つ、表現の一つ、筋立て、結末と、触れれば崩れそうな脆い、ギリギリの脆さを保つ美しさ、
胸に突き刺さるような痛み、残酷と表裏一体になった愛情......これらが複雑に絡まり合って、奇跡の
ような一瞬を切り取っている」
「本作を読み終えると、博物館や図書館に行きたくなるかもしれない。あるいは夢の世界へ、こことは
違うどこかへ」
高原英理 著
定価 2,916円(本体価格2,700円)
澁澤龍彦と中井英夫に見いだされた小説家高原英理の幻想小説集。
「ガール・ミーツ・シブサワ」「ブルトンの遺言」「林檎料理」「青色夢硝子」
「憧憬双曲線」「猫書店」ほか。