東方456号で『天を相手にする』が紹介されました。
評者は立命館大学の佐藤信弥氏。
「宮崎の生涯を追うとともに、個々の学説が形成された学問遍歴を丁寧にたどっている」
「研究への批判、あるいは大東亜共栄圏構想のような戦時中の国策との関わり、『アジヤ史概説正編』
での盗用疑惑、学士院賞事件といったトラブルや、(中略)どちらかといえばゴシップに属することも避
けずに扱っている」
「「宮崎史学」の達成と課題を議論するための有用な参考文献」
井上文則 著
定価 3,888円(本体価格3,600円)
日本を代表する東洋史学者、宮崎市定。東洋史学研究の巨人と呼ば
れるとともに、研究者、一般読者を問わず未だ江湖の読書人を惹き
つけてやまぬその魅力を余すところなく詳述する初の本格的評伝。