図書新聞10/6号で『愛の日本史』が紹介されました。
評者は批評家の志賀信夫氏。
「九十九の物語が紹介されるのだが、そのいずれについても、ティテールと面白いポイ
ントが巧みに描かれる。そして古典から時には現代までの物語との対照がなされ、日
本のさまざまな愛の物語によって、まさに「眼を開かれる」体験をするのだ」
「ジアールの文章は実に魅力的だ。(中略)エロティシズムも交えて実に多様に、面白く、
しかも精緻に論じられる」
「訳した谷川渥という日本有数の美学者が、実に優れた翻訳者であることも、改めて感
じさせる」
アニエス・ジアール/谷川渥 訳
定価 4,968円(本体価格4,600円)
フランス人日本研究家の第一人者が、古代から現代にわたる
歴史・伝説・文学を縦横自在に渉猟し、日本における「愛」を探る。
フランス本国で大きな話題を呼んだ斬新な日本文化論の待望の
邦訳。