群像7月号で『紋章と時間』が紹介されました。
評者は作家の高原英里氏。
「諏訪という作家がどう始まりどうあがき、どうした営為をどうした意思で続けているかが
刻々と読まれるもの」
「その面白さはやはり一作家の言説ドキュメント」
「「芸術としての小説」は存在すると(ドン・キホーテ的にであっても)信じ実践するつもりの人、
あるいは「書くこと」を原理的に考えようと思う人には、是非この論集を読むことを勧めたい」
諏訪哲史 著
定価 3,888円(本体価格3,600円)
小説とマイナー文学を論じ、澁澤、種村、ランボー、カフカ、春樹、
Q作、西脇、中也、シモン、あがた森魚、中島らもについて語り尽くす。
書下ろし「言語芸術論」と多和田葉子・谷川渥との対談も収録。