図書新聞6/16付で『紋章と時間』が紹介されました。
評者は作家の高原英里氏。
「ほぼ一貫して、どうして小説を書くのか、小説とは何か、何を求めるのか、が陰に陽に語られる」
「一面、数々の「小説的知恵」を伝える、厳しい求道の書のようである。だがその一方、転んでも転
んでもまるで懲りない人のけっこうおかしい道中記録のようにも読めるのだ」
諏訪哲史 著
定価 3,888円(本体価格3,600円)
小説とマイナー文学を論じ、澁澤、種村、ランボー、カフカ、春樹、
Q作、西脇、中也、シモン、あがた森魚、中島らもについて語り尽くす。
書下ろし「言語芸術論」と多和田葉子・谷川渥との対談も収録。