・週刊新潮5/31号
評者は書評家の豊崎由美氏。
「どうして、これほどの作品が今まで訳されなかったのか。いや、今こそ訳すタイミングとしてはバッチリ。
そんな相反する重いが交錯する長篇」
「ジェンダー問題と剝き身で向き合った、かなり過激な問題作」
「コミックノベルとしても冴えた一作」
・ミステリマガジン 7月号
評者は幻想文学研究家、翻訳家の風間賢二氏。
「カーターの奇想天外な想像力と博学ぶりが遺憾なく発揮」
「〈女性性〉と〈男性性〉とを巡る深い洞察にもとづいた、シュールな黙示録的小説」
「LGBTが話題の今こそ読まれるべき問題の書」
アンジェラ・カーター/望月節子 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
野蛮な力が遍在する世界に繰り広げられるイヴの奇妙奇天烈な冒険
と遍歴を、ブラックユーモアとアイロニーをちりばめて描いた、英国マ
ジック・リアリズムの旗手による、新たな預言の書ともいうべき傑作。