静岡新聞4/22付で『H・P・ラヴクラフト』が紹介されました。
評者は文芸評論家の東雅夫氏。
「キングを初め、アルゼンチンの文豪ボルヘス、英国の批評家コリン・ウィルスンから村上春樹や水
木しげるに至るまで、多彩な著名作家がラヴクラフトに関心を示し、(中略)あたかもラヴクラフト世
界という鏡(照魔鏡!?)にそれぞれの文学観を投影させているかのよう」
「フランス文学界の異端児を巡る、裏返しの青春期、矯激な内的告白の書としても読むことができる」
「著者の近未来小説に描かれる人種問題や人格転移、カルト宗教といったモチーフのツールが、ラ
ヴクラフトの作品世界に見出されることにも一驚を喫するに違いない」
ミシェル・ウエルベック 著
スティーヴン・キング 序文/星埜守之 訳
定価 2,052円(本体価格1,900円)
『服従』『素粒子』のウエルベックの衝撃のデビュー作、ついに邦訳!
ラヴクラフトの生涯と作品を、熱烈な偏愛を込めて語り尽くす!
スティーヴン・キングによる序文「ラヴクラフトの枕」も収録。