日経新聞8/24付夕刊で『主の変容病院・挑発』が紹介されました。
評者はファンタジー評論家の小谷真理氏。
「当時の価値観を怜悧な洞察力で捉える」
「ホロコーストに至る経緯を、宗教観から宇宙論におよぶ学識を駆使してじわじわと再解釈していく
手つきこそ、まさにレム」
「彼の先見性をあぶりだした、見事な編集」
「21世紀だからこそ読むべき、思弁小説の傑作」
スタニスワフ・レム/関口時正 訳
定価 3,024円(本体価格2,800円)
レムはここから始まった――ナチスによって占領された病院を舞台に、
苦闘する青年医師の姿を描いた処女長篇と、レムの面目躍如ともいう
べき架空の歴史書の書評とでおくる、レムの出発点と到達点。