読売新聞6/11付「空想書店」のコーナーで『無力な天使たち』『山尾悠子作品集成』が
紹介されました。
紹介者は作家の皆川博子氏。
「49の美しい断章が、滅亡に瀕した世界と、その再生を願う老婆たちの異様な
試みと挫折を、色彩玻璃の絵のように描き出す」(『無力な天使たち』)
「水晶の宮殿のような構築物。金の条線で刻まれた〈言葉〉の力が顕現した、
こよなく美しく硬質な幻想世界」(『山尾悠子作品集成』)
アントワーヌ・ヴォロディーヌ/門間広明・山本純 訳
定価 2,700円(本体価格2,500円)
古川日出男氏推薦!「この本は二度読むか、あるいは七度読まなければならない」
仏SF界からデビュー、実験的な作風で知られ、政治性と想像力、リアリズムと
幻想性の同居であるポスト・エキゾティシズムを唱える作家の代表作。
山尾悠子 著
定価 9,504円(本体価格8,800円)
1970年代後半、彗星のごとく日本の幻想文学シーンを駆け抜けた《伝説の作家》
山尾悠子。彼女の残した傑作小説32編を初めて集大成。約7割の作品が今回単
行本初収録。栞=佐藤亜紀ほか。