2017年3月
2017年3月情報一覧です。
『戦争と看護婦』出版記念講演会 開催〈4/2(日)〉
『戦争と看護婦』の刊行を記念して、著者のひとりである川嶋みどり氏の講演会が
開催されます。
看護婦たちが第2次世界大戦中「戦時召集状」によって召集され、海外の激戦地へ派遣され、
命を落とした事実を知っていますか ? 昨年出版されたこの本は、従軍看護婦としていのちを
かけて救護活動をした史実を、多くのインタビューと豊富な資料によって、明らかにしています。
今また戦争のできる国になってしまった日本において、米軍基地や自衛隊の配備によって、
最前線に立たされようとしている沖縄で、川嶋先生の体験や出版された意図などを聞き、
現状や未来を看護職や医療者の立場で、また、住民の方とともに考えていきたいと思います。
多くの方のご参加をお待ちしています。
『戦争と看護婦』出版記念講演会
テーマ:「沖縄から問う 戦争と看護婦・看護教育」
◆登壇者:川嶋みどり(日赤看護大学名誉教授)
◆日時:2017年4月2日(日) 13時~15時半
〒905-8585 沖縄県名護市字為又1220-1
TEL.0980-51-1100
◆参加料:無料
主催:いのちを守るナイチンゲールと医療者と卵の会(代表 伊波佳)
イベント詳細ページ
川嶋みどり/川原由佳里/山崎裕二/吉川龍子 著
定価 2,376円(本体価格2,200円)
大戦中、看護婦が「戦時召集状」によって召集された事実を
知っていますか?
看護婦たちがあの大戦で、いのちをかけて救護活動をした史実
を、多くのインタビューと豊富な資料によって、いま明らかにする。
『後藤明生コレクション2 前期Ⅱ』が毎日新聞3/26付で紹介されました。
毎日新聞3/26付で『後藤明生コレクション2 前期Ⅱ』が紹介されました。
評者は詩人の荒川洋治氏。
「小説とは何か、文学とは何かを考える上でとても重要な小説を書きあげた人である。
いちど作品にふれると、いつのまにかその世界に引きこまれる」
「ことばのイメージが暗に作用し、語法の端に現れているのかもしれない。こうした点も
含めて、すみずみまで楽しみ、味わうことができる」
「始まりも途中も終わりもはっきり見えない。小説は物語だと思いこむ人に、後藤明生の
文学は生涯、無縁だろう。でもいつもどこかに人がいるように、多くの人の思う小説を
超えていく作品もあるのだ」
毎日新聞HP
後藤明生 著
いとうせいこう/奥泉光/島田雅彦/渡部直己 編集委員
定価 3,240円(本体価格3,000円)
自身が暮らす団地についての考察「書かれない報告」、20年前に
着ていた旧陸軍の外套の行方を求めて、アミダクジ式に脱線を繰
り返す主人公の想念。最高傑作「挾み撃ち」ほか、全7作を収録。
月報=高田衛・芳川泰久・青木淳悟
第3回日本翻訳大賞の最終選考作品に『狂気の巡礼』が選出されました。
第3回日本翻訳大賞の最終選考作品6作に『狂気の巡礼』が選出されました。
大賞受賞作は4/10(月)正午に公式サイトとツイッターにて発表予定です。
日本翻訳大賞 公式HP
日本翻訳大賞とは・・・・・・
12月1日から翌年の12月末までの13ヶ月間に発表された翻訳作品中、最も賞讃したいものに贈る賞。
一般読者の支援を受けて運営し、選考にも読者の参加を仰ぐ。
選考委員は金原瑞人・岸本佐知子・柴田元幸・西崎憲・松永美穂の各氏。
【選考過程】
•1次選考:ウェブ上で一般読者の推薦を仰ぐ。推薦希望者は、専用フォームを使って投票する。
1人1冊のみ推薦可能。これにより、上位10冊を選出。加えて、選考委員それぞれ
が無記名で1冊ずつ推薦本をあげて5冊を選出。合計15冊を2次選考へ。
•2次選考:1次選考で選ばれた15冊を、 選考委員が吟味のうえ投票し、5冊にしぼる。
•最終選考:5作品を全員で討議のうえ、大賞を決定する。大賞は1作品(または2作品)。
受賞作なしもあり得る。
ステファン・グラビンスキ/芝田文乃 訳
定価 2,916円(本体価格2,700円)
日常に侵された脳髄を搔きくすぐる、名状しがたい幻視と惑乱。
冥境から降り来たる歪形の奇想。ありふれた想像を凌駕する
超越的感覚と神経症的筆致で描く14の短篇。類なき怪奇幻想
小説、待望の邦訳。
『唐十郎 特別講義』刊行記念トークショー 〈4/29(土)〉
『唐十郎 特別講義 演劇・芸術・文学クロストーク』刊行記念
久保井研さん×藤井由紀さん×西堂行人さんトークショー
『唐十郎 特別講義 演劇・芸術・文学クロストーク』(国書刊行会)を記念して、
唐組の俳優・久保井研さん、女優・藤井由紀さん、本書籍の編者である演劇評論家・
西堂行人さんによるトークショーを開催いたします。
◆日時:2017年4月29日(土)14時~(開場は13時半~)
◆会場:ジュンク堂書店大阪本店 3階喫茶コーナー
〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ1階~3階
TEL.06-4799-1090
◆定員:30名様(予定)
◆参加条件:ジュンク堂書店大阪本店にて、対象書籍『唐十郎 特別講義 演劇・芸術・文学クロストーク』
を事前にお買上げ下さい。
お申込みは当店3階会計カウンターにて、もしくはお電話06-4799-1090まで。
ご予約も承ります。
※ゲストによるサイン会は行いません。トークショーのみのイベントです
[登壇者]
久保井研さん...1962年生まれ。福岡出身。89年唐組入団。現在、演出もこなし、正気と狂気
を行き来する鮮やかな演技が評判。
藤井由紀さん...1971年生まれ。埼玉出身。95年唐組入団。多くの作品でヒロイン役を飾る。
優雅なたたずまい、繊細な演技で知られる紅テントの看板女優。
西堂行人さん...演劇評論家。2016年3月まで近畿大学教授。1954年10月東京生まれ。早稲
田大学文学部(演劇専修)卒。同大学院中退。78年より劇評活動を開始し、
アングラ・小劇場演劇をメインテーマとする。2017年4月から、明治学院大学
文学部芸術学科教授に就任。
イベント詳細ページ
唐十郎/西堂行人 編
定価 2,376円(本体価格2,200円)
舞台・文学・映画などあらゆるテーマを、大学の教室を舞台に、希代
の演劇人が縦横無尽・天衣無縫に語りつくす。ファンはもちろん、演劇
への入門書として、そしてこれから『唐十郎』を知りたい人へ送る、魂
の講義録!
『アドルフ・ヴェルフリ』が読売新聞3/19付で紹介されました。
読売新聞3/19付で『アドルフ・ヴェルフリ』が紹介されました。
評者は東京工業大学リベラルアーツセンター准教授の伊藤亜紗氏。
「1920年代に見出され、既存の美術にカウンターパンチをくらわせた」
「人生において限られた選択肢しか手にできなかったヴェルフリが、制作においては無数の
選択肢を獲得し、誰にも邪魔されずに迷い、選び取る。」
「不可侵の「自律」の興奮に、すべての細部が沸き立っている」
アドルフ・ヴェルフリ 画/服部正 監修
定価 2,700円(本体価格2,500円)
デュビュッフェ、ブルトンらが絶賛したアール・ブリュットを代表する伝説的
芸術家ヴェルフリ。叙事詩・絵画・楽譜・表計算などあらゆるものが横溢
するその比類なき作品世界の魅力を凝縮した本邦初の本格画集!
『ぼくのミステリ・クロニクル』が第70回日本推理作家協会賞の候補に選出されました。
第70回日本推理作家協会賞〈評論その他の部門〉候補に『ぼくのミステリ・クロニクル』が選出されました。
大賞決定は4月20日の予定です。
日本推理作家協会
日本推理作家協会賞とは......
毎年日本推理作家協会が授与する文学賞。その年発表された推理小説の中で最も優れていたものに与えられる。
戸川安宣/空犬太郎 編
定価 2,916円(本体価格2,700円)
東京創元社で伝説の叢書「日本探偵小説全集」を企画する一方で、
編集者として数多くの新人作家を発掘し戦後の日本ミステリ界を
牽引した稀代の名伯楽がその全てを語る。ミステリファン必携の一冊。
『完本 万川集海』が産経新聞3/15付で紹介されました。
産経新聞3/15付で『完本 万川集海』紹介されました。
「具体的な特殊任務の遂行方法や忍器の解説よりも先に、第2、3巻と大きな割合をさいて
説かれているのが「正心」、つまり正しい心を持った忍者として活動することの大切さだ。
(中略)また、江戸時代の忍者にとって大切な技術であるはずの「火器」の解説は、万川
集海では21巻と22巻、つまり序列の最後に収められており、しかも火術は忍術の本源
ではない-としているところが興味深い。」
「万川集海に記された特殊な道具やさまざまな忍術は、現代の研究者だけでなく、忍者に
関心のある人にとってもまさに「宝の箱」で、詳しく知れば新しい発見も。」
産経WEST
中島篤巳 訳註
定価 6,912円(本体価格6,400円)
伊賀・甲賀四十九流につたわる忍術を集大成した秘伝書。知謀計略から
天文、薬方、忍器まで、忍びの業の全てを明らかにする。初の全文現代
語訳、詳細な注のついた読み下し文に加え、資料として原本の復刻を付す。
『ハムレット、東北に立つ』が毎日新聞3/15付で紹介されました。
毎日新聞3/15付で『ハムレット、東北に立つ』が紹介されました。
「自分たちの言葉でシェークスピアを演じようとせりふを東北弁で演じている」
「東日本大震災後は宮城県女川町、石巻市などの被災地を巡って公演。
言葉の力を信じて劇団は世界を駆け抜ける。」
毎日新聞HP
下館和巳
定価 1,782円(本体価格1,650円)
シェイクスピア劇を東北弁で演じる劇団「シェイクスピア・カンパニー」。
日本各地での公演、イギリスへの挑戦、東日本大震災の被災地をめぐる旅。
言葉の力を信じて、日本を、そして世界を駆け抜ける劇団の今までとこれから。
「村野藤吾建築設計図展 村野藤吾とクライアント」開催〈3/21(火)~6/10(土)〉
「村野藤吾建築設計図展 村野藤吾とクライアントー近鉄の仕事を通して」開催
村野藤吾(1891-1984年)は戦前から戦後にかけて多数の建築作品を遺しましたが、その中には同じクライアント
(施主)から継続的、断続的に設計を依頼されたものが多数含まれています。大阪や東京を拠点とする大企業が
長年に渡って村野のクライアントととなり、豊かな建築作品を支えました。
代表的な企業として中山製鋼所、湯浅伸銅、大丸(現・大丸松坂屋百貨店)、高島屋、大阪商船(現・商船三井)、
川崎造船所(現・川崎重工業)、西武鉄道などが挙げられます。しかし中でも、戦前から戦後にかけて約50年間に
渡って村野にとっての特別なクライアントであり続けたのが、近鉄(近畿日本鉄道)です。
その仕事は本社ビルや鉄道駅、百貨店、ホテル、劇場、映画館、住宅など、多岐に渡っています。多数の来場
客を迎える都市的な施設が多く、その建築空間には、いかにクライアントの要求に答えいかに来場客をもてなすか、
という難しい課題に対する村野の回答が表現されていると言えます。
今回の展覧会では、近鉄を事例として取り上げながら村野とクライアントの関係に焦点を当て、ひいては「近代建
築とクライアント」という、これまで見過ごされてきた大きなテーマについて考えるための契機にしたいと思います。
現存する作品を撮り下した現況写真を含めて、原図や模型などの資料を通して、村野藤吾の世界の一端に触れて
いただければ幸いです。(美術工芸資料館 公式HPより)
◆開催期間:2017年3月21日(火)~2017年6月10日(土)
◆会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町
TEL.075-724-7924
地下鉄烏丸線松ヶ崎駅下車徒歩8分
◆休館日:日曜日、祝日
◆開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
◆入館料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
京都工芸繊維大学 美術工芸資料館 公式HP
☆公式書籍 4月刊行予定☆
京都工芸繊維大学美術工芸資料館/村野藤吾の設計研究会 編
定価 4,320円(本体価格4,000円)
村野藤吾建築の特性を代表的企業クライアント「近鉄」との関係性とその図面資料から解読。
サミット開催で注目された日本を代表するリゾートホテル《志摩観光ホテル》のプランニングなど、
貴重な資料と新事実多数を紹介。
『ようこそアラブヘ』が聖教新聞3/11付で紹介されました。
聖教新聞3/11付で『ようこそアラブヘ』が紹介されました。
「アラブ人の流儀は、時に日本人には奇異に写ることもある。だが、本書を読むと、それらの慣習には女性を
侮辱しない心遣い、排他主義をはびこらせない知恵などが内包されていると知り、目から鱗が落ちる」
「求められるのはエレガンス(優美さ)なのだ。(中略)これを得るには訓練を要し、忍耐強さと寛容さ、さらには
功利性・利便性を追う姿勢や「貧しい平等観」からの脱却も要するとの洞察は、実体験に根差していて鋭く深い」
『なつかしの昭和時代』が朝日新聞3/10付で紹介されました。
朝日新聞 東京版3/10付で『なつかしの昭和時代』が紹介されました。
著者の鈴木育男さんのインタビューと本書収録写真とともに掲載されています。
「前後の焼け跡から近代的な街に変わるつち音や東京に生きる人たちの息づかいが
浮かび上がってくる」
「「街のエネルギー、久しぶりの自由を味わう人たちの笑顔。50年代の空気が立ち
上がってきた」。見慣れた日常の風景を写したはずなのに、時代を切り取っていた」
「街並みの変化よりも、テクノロジーの発達よりも、人との距離に時代の変化を感じる。
「あの時代に、偶然カメラを持って街を歩けた。本当に幸せなことです」。」
朝日新聞DIGITAL
鈴木育男 著
定価 4,536円(本体価格4,200円)
昭和の残照写真集:嫁入り風景、赤帽、輪タク、進駐軍、Xアベニュー、
上野、浅草、裏街横丁、東北の冬、日常断章。戦後を生きる庶民の
息づかいと「笑顔とぬくもりのある世情」は今では見ることができない。
『ようこそアラブヘ』がサライ4月号で紹介されました。
サライ4月号で『ようこそアラブヘ』が紹介されました。
「UAEに嫁いだ女性がみた、アラブの価値観」
「価値観はひとつだけじゃない。そのことを本書は笑いと共に教えてくれる」
ハムダなおこ 著
定価 1,944円(本体価格1,800円)
大臣も国家元首も母親にだけは逆らえない!?
世界最強なのは母親か !
人間世界は元から不平等と知って育ったら、 運命に処する勇気はこれだけ違う。
現代アラブ人が愉快で不可思議なのはこういう理由だったのだ !
『煙が目にしみる』がVERY4月号で紹介されました。
VERY4月号で『煙が目にしみる』が紹介されました。
「火葬技師見習いとして就業した初日から一人前の葬儀屋になるまでの日々を熱く語った職場奮闘記」
「葬儀業界のイメージを払拭する明るい語り口」
「詠むと元気になれる異色ルポ」
ケイトリン・ドーティ/池田真紀子 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
20代の女性火葬技師が本音で真摯に〈愛と死〉を哲学する、
ニューヨークタイムズベストセラー待望の邦訳。
からっと明るくチャーミングで熱い、笑いと涙の葬儀屋奮闘記。