『神吉拓郎傑作選』刊行記念トークイベント 大竹聡×荻原魚雷「神吉拓郎を語ろう!」開催
短編小説の名手と謳われ、都会に暮らす人々の日常にかいま見える暗い人生の哀歓
と心理の機微を洗練の筆致で描き出してきた神吉拓郎は、短編小説の名手と謳われ
ると同時に、洒脱なライフスタイルエッセイの書き手としても知られていました。
その作品は高い評価をうけていたにもかかわらず、長い間、品切れ、絶版状態にあり、
手に取ることが難しかったのですが、2016年光文社文庫で『洋食セーヌ軒』が復刊され
たのに続き、当代きっての居酒屋・食エッセイの書き手として呼び声も高い大竹聡さん
が編者となり、初となる傑作選(『神吉拓郎傑作選』全2巻)が国書刊行会から刊行され
るなど、近年再評価の機運が高まっております。
今回は傑作選の編者である大竹聡さんと、長年、神吉拓郎を愛読してきた文筆家の
荻原魚雷さんに、その作品世界の魅力について存分に語りあっていただきます。
◆出演:大竹聡、荻原魚雷
◆日時:2017年1月14日(土)
17:00~18:30 (16:30開場)
※終演後、会場にて懇親会を予定しております。
◆会場:古本バル 月よみ堂
東京都杉並区西荻南2-6-4-103
TEL 03-6454-2037
◆入場料:1500円(ワンドリンク付き)
2杯目以降はキャッシュオン形式でご利用いただけます。
◆定員:20席
◆予約方法:メールでのご予約をお願いいたします。
件名に「神吉拓郎トークイベント申込み」、本文に「お名前」「人数」
「電話番号」をお書きいただきtsukiyomidou@gmail.comまでお送りください。
【出演者プロフィール】
大竹聡 (オオタケサトシ)
1963年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、出版社、広告代理店、編集
プロダクションなどを経てフリーライターに。2002年、ミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。
初代編集長に就任。主な著書に『レモンサワー』(双葉文庫)、『ギャンブル酒放浪記』
(本の雑誌社)、『ひとりフラぶら散歩酒』(光文社新書)、『五〇年酒場へ行こう』(新潮
社)、『多摩川飲み下り』(ちくま文庫)ほか多数。編書に『神吉拓郎傑作選』(全2巻、
国書刊行会)
荻原魚雷(オギハラギョライ)
1969年三重県生まれ。明治大学文学部中退。在学中から書評やエッセイの執筆を
はじめ、フリーター兼フリーライターを経て今に至る。著書に『古本暮らし』『閑な読書人』
(晶文社)、『活字と自活』『書生の処世』(本の雑誌社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)
など。編著に『吉行淳之介エッセイ・コレクション』(全4巻、ちくま文庫)。
定価 2,160円(本体価格2,000円)
移りゆく月日、帰らない人、忘れられない味──。
日常にかいま見える人生の哀歓と機微を透徹した筆致で
描きだす大人のための小説。短編小説の名手と謳われた、
直木賞作家・神吉拓郎の作品を精選した初の傑作選。
定価 2,160円(本体価格2,000円)
珈琲の入れ方、本当のお洒落、大好きな鞄について──。
些事を好み、穏やかに流れる日々の暮らしを柔らかく軽妙な
筆致で描きだす。短編小説の名手と謳われた、直木賞作家・
神吉拓郎のエッセイを精選した初の傑作選。