山陰中央新報12/18付で『鳥の巣』が紹介されました。
評者は山陰中央新報文化生活部の清水由紀子氏。
「「多重人格」を扱った小説の先駆けだ。(中略)三つの別人格はやがて自己主張し始め、
主人格の座をめぐり「消すか、消されるか」の争いが始まる」
「毒のあるユーモアにニヤリとし、自分の底が抜けたような、そこをスーッと風が通るような、
得体の知れない不安感を覚えた」
「ラストはもっと不穏で後味悪く、やはり人の心は計り知れないと思わされる」
シャーリイ・ジャクスン/北川依子 訳
定価 2,592円(本体価格2,400円)
私のなかで、4人の私のバトルが始まる―― 人間心理の奥底にある不安感
と恐怖と狂気を巧みにえぐり出す 『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』の
〈孤高の異色作家〉による、古典にして究極の多重人格小説がついに登場!