「内向の世代」の旗手、後藤明生。
2016年10月より、その珠玉の作品群から選りすぐりの作品を集大成した『後藤明生コレクション』
(全5巻)の刊行が開始されます。その刊行開始を記念して、後藤と縁の深い編集委員いとうせい
こう・奥泉光・島田雅彦・渡部直己の各氏を迎えたトークショーを開催致します。
今こそ読まれるべき作家、後藤明生を各氏はどう読んだのか、またどのように編集作業を行ったのか、
後藤作品への思いや編集作業の舞台裏を縦横無尽に語っていただきます。談論風発間違いなし、
またとないこの機会への皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
【来場購入特典】イベント当日お買い上げの方には、後藤明生愛用の落款を捺印!
《『後藤明生コレクション』刊行記念トークイベント
いとうせいこう×奥泉光×島田雅彦×渡部直己》
◆日時:2016年11月5日 (土)
18:00~19:30(開場 17:30)
◆会場:青山ブックセンター本店 大教室
〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
03-5485-5511 (10:00~22:00)
◆定員:110名
◆料金:1,080円(税込)
◆イベント申込方法:店頭またはWEBにて受付
【申し込方法など詳細はコチラ】
【登壇者プロフィール】
いとうせいこう
作家・クリエイター。1961年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て、
音楽や舞台、テレビなどの分野でも活躍。1988年『ノーライフキング』で作家デビュー。1999年
『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞、2013年『想像ラジオ』で第35回野間文芸新
人賞、第2回静岡書店大賞(小説部門)を受賞。
奥泉光 (おくいずみひかる)
1956年山形県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。同大学院博士前期課程修了。
1986年、すばる文学賞の最終候補作『地の鳥 天の魚群』を「すばる」に発表しデビュー。主な著作
に『ノヴァーリスの引用』(第15回野間文芸新人賞)、『石の来歴』(表題作で第110回芥川龍之介賞)、
『神器―軍艦「橿原」殺人事件』(第62回野間文芸賞)、『東京自叙伝』(第50回谷崎潤一郎賞)など
がある。
島田雅彦(しまだまさひこ)
1961年東京都生まれ、川崎育ち。東京外国語大学ロシア語学科在学中の1983年『優しいサヨクの
ための嬉遊曲』が芥川賞候補となり、作家デビュー。1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸
新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、2008年『カオ
スの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2010年下半期より芥川賞選考委員を務める。現在、
法政大学国際文化学部教授。
渡部直己(わたなべなおみ)
1952年東京都生まれ。現在、早稲田大学文学学術院教授。主な著書に、『中上健次論』、『不敬文
学論序説』、『日本小説技術史』などがある。