図書新聞9/10付で『メルヴィル』が紹介されました。
評者は諏訪東京理科大学准教授の奈良裕美子氏。
「本書は、メルヴィル作品を精読した結果生まれる読者の疑問点について、ひとつひとつ丁寧に説明している。」
「著者は其の難解さの分析に注力し続け「世界人の視点と視野を獲得したルヴィルは、(略)多様な隠喩や象徴・
表彰にあふれる作品群を通して、読者と世間に向け何を語っていたのか」という問題提起をし、「正鵠を射る答」
を本書に提示する。」
五十嵐博 著
定価 4,968円(本体価格4,600円)
モービィ・ディックはなぜ「白い」のか――?
メムノンの石とは何か? クラーケンとは何なのか?
米文学の代表的作家メルヴィルの謎と神秘を解き明かし、
象徴性の深層へ潜行して、メルヴィル文学の本質を開示する書。