神戸新聞、京都新聞7/24付で『新編 日本幻想文学集成』が紹介されました。
「(「日本幻想文学集成」は)漱石から賢治、谷崎に川端と受け継がれてきた日本文学のお家芸とも
言える一面を浮き彫りにし、その後の研究に影響を与えた。完結から20年、新たに4人の作家を加え
た第1巻を皮切りに、全9巻とコンパクトな構成で「新編」を刊行」
「新たに選ばれたのは安部公房、倉橋由美子、中井英夫、日影丈吉。いずれも戦後文学に特異な
位置を占めた作家たちだ。(中略)池内紀氏らが編集に当たった旧版部分は、「大正夢幻派」「鷗外
の系譜」など、ユニークな切り口で配列し直している。」
安部公房・倉橋由美子・中井英夫・日影丈吉 著
安藤礼二・山尾悠子・高原英理・諏訪哲史 編
定価 5,400円(本体価格5,000円)
安部公房(安藤礼二編)、倉橋由美子(山尾悠子編)、中井英夫高原英理編)、
日影丈吉(諏訪哲史編)を収める増補巻。虚構の論理で異世界を捏造した現代の
4作家を収録。幻戯の時空!