日経新聞1/3付で『北京をつくりなおす』が紹介されました。
評者は東京大学准教授の阿古智子氏。
「伝統的な「面」(顔)をもつ天安門は、たび重なる改造と改装を経て、 共産主義イデオロギーと
関係を結んだ身体(ボディ)を獲得」
「天安門広場を、歴史的な語りと自伝的な語りで表現」
「大量の公文書、建築計画、回想録、写真、絵画を活用し、歴史的事実を明らかにする一方で、
「私」の天安門広場との出合い、この場所に対する認識の変化を語り、読者に追体験させるか
のように、著者のライフヒストリーを描き出した。」
日本経済新聞web
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO95671990Q5A231C1MY7001/
『北京をつくりなおす ──政治空間としての天安門広場』
ウー・ホン/中野美代子 監修/大谷通順 訳
定価 5,832円(本体価格5,400円)
1989年の事件以来、中国の最も有名な場所となった天安門広場―――天安門
の持つ重大な象徴性とその変遷を、歴史・美術・建築・社会学・人類学等あ
らゆる方面から解析しつくした学際的名著。図版約200点。